懐かしい名前の復活は嬉しい反面、「それは違うだろ!」と言いたくなる瞬間もある。日産 ノートに「メダリスト」が与えられた時なんかは、まさにその代表例だ。ローレルの高級グレードとして長年使われた称号が、なぜコンパクトカーに? 日産の「往年のブランド復活劇」を振り返ってみたい。
文:小鮒 康一/画像:日産、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】卓上ライトみたいのまであるじゃん! ブロアム内装豪華すぎない!? オリンピック勝利祈願でノート メダリストを振り返ってみないか!?(20枚)画像ギャラリーメダリスト、ブロアム、スプレモがあの車種に!?
近年、どのメーカーも過去のヘリテイジを大切にするようになってきており、消滅していた名前を復活させたり、人気のある旧型車の部品を再生産したりとさまざまなアプローチを行っている。
それはそのメーカーのファンにとっては嬉しいことであるのだが、あまりに安易に名前などを復活させるのもちょっとイメージが違うなあ……と思ってしまうこともあるというのが正直なところなのだ。
そんな往年のブランドを付けてしまいがちだったのが少し前の日産で、コンパクトカーであるノートの上級グレードに、あろうことか「メダリスト」のグレード名を与えてしまったのだ。
メダリストの名前は言うまでもなくローレルに長らく与えられてきた名前であり、1978年11月に3代目ローレルが改良されたタイミングで追加されたもの。
このグレード名は「高級仕様車」に与えられたもので、ローレルという車名の由来である月桂樹の枝で作った冠から想起される、オリンピックの勝者のイメージと結び付けたものとされていた。
妙なタイミング、妙な車種で復活する日産のグレード名
このグレード名の由来が分かっていれば、ノートにそのままその名前を付けることはなかったのでは……? と思わずにはいられない。
それ以外にも、日産の上級セダンであったセドリック/グロリアの330型から長らく仕様されていた「ブロアム」も、フォーマルな雰囲気の上級モデルに与えられるグレード名として、スポーティな「グランツーリスモ」の対極に位置するモデルとなっていた。
そんなブロアムはセドグロの終焉とともに姿を消していたのだが、なんと2005年12月にブルーバードシルフィが2代目にフルモデルチェンジしたタイミングで突如復活。
ベロア素材のシート表皮やドアトリム、専用読書灯に木目調リアカップホルダーリッドなど、後席の快適性を高め、専用のフードトップモールやグリルなどを用いた上級仕様ではあったが、フーガが存在していた時代になぜシルフィだったのかは謎である。
それ以外にも1980年代に存在していたスタンザに与えられていた「スプレモ」という、スペイン語で最高級を意味するグレード名を2012年4月に思い出したかのようにミニバンであるラフェスタ ハイウェイスターに与えたりと、なかなかに理解しがたいムーブが多かったのだ。
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