2025年8月15日〜17日にチェコで開催されるERC(ヨーロッパ・ラリー選手権)第6戦チェコラリー・ズリン(ターマック)に、シュコダ・ファビアR5で参戦することを発表したばかりの新井大輝選手からさっそく現地レポが届いたぞ!
文/写真:新井 大輝
【画像ギャラリー】ラリーの車窓から! チェコまでの移動距離800km!? 新井大輝選手現地レポ第1弾はエストニア!(6枚)画像ギャラリーラリーに情熱を燃やしたシュコダの故郷!
どうも(サ)ラリーマンひろ太郎(新井大輝)です。今回は何と世界一危険で難しいと呼ばれているチェコのバルムラリーへ出場してきます。もちろんマシンはシュコダファビアR5! 現役トップWRCドライバーですら勝てない特異で難しいターマックのイベントですが、私は人一倍このイベントには思い入れがあり、海外へ戻るチャンスがあるのなら必ず挑戦しようと常日頃から思っていました。
理由は簡単。愛車“シュコダ丸“の母国で開催され、尚且つ世界一番盛り上がるターマックイベントだからです!! 勝てば伝説のドライバーと肩を並べるほど評価される超人気イベントの1つでもあります。まぁ要するに勝てばコスパ良く名声を手に入れられるというラリーです。
ついでにあわよくば新型のシュコダR S RALLY2をシュコダモータースポーツから譲ってもらえないかなぁ?? なんて下心があります。はははは。笑
一宿一飯(?)の恩義! 友人のファクトリーからチェコ目指して!
今回の挑戦はダンロップさん、ウィンマックスさん、IRSさんの3メーカーからのサポートをいただき実現する事ができました! 本当にありがとうございます!
先ずは久しぶりのヨーロッパ参戦なので時差ボケも調整する必要があります。普段から多少ボケてますが、時差ボケだけはちゃんと直したい派です。正規のお盆休みより3日早くヨーロッパへ渡航し飛行機代をケチって……もとい、節約しました。
しばらくはエストニアの友人宅に泊まり、友人の車(レッキ車両として)を奪い……もとい、貸していただきいざチェコ共和国へ自走というようなスケジュール。
エストニアの友人はかれこれ初めてWRCへ出場した頃からの腐れ縁で、未だに会えばバカなことばかりやっています。流石にタダ飯タダ宿だと申し訳ないので、日中は彼のファクトリーのお手伝いをしていました。エストニア滞在中に使ったお金はスマホの充電器購入に使った50ユーロだけです。4泊5日もしているのに。
時差ボケを治すなら……夜通し作業あるのみ!!
友人の職場ではLADAのラリー車を扱うことが多くなっているらしく、お客様の車をメンテナンスしていました。しかしお手伝い初日に案の定「ラリーチームだなぁ」と思う光景がファクトリーの扉を入ってすぐ目に飛び込んできました。
「ひろき、これ明日までに完成させなきゃいけないんだよ」と言いつつ目の前にあるのは完全なホワイトボディのマシン。翌々週にエストニア選手権があり、そのシェイクダウンが明日だと言うのです。何でもっと予定通りにやらないんだと思いつつ、自分も同じようなものなので人のことは言えません。笑
新井さんも修羅場は何度か潜り抜けてきている猛者の一人なので、何も言わずに黙々と作業を開始しました。単純にトラブル無く組み上げても明日の朝3時ごろだなぁと予測できましたが、いろいろあり終わったのは朝6時……(僕は深夜2時以降は車の下で気絶してました)。
お陰様で時差ボケは初日から強制的に吹き飛ばすことに成功したので結果オーライといったところでしょうか? 何やら海外に来てもやっていることは変わらない気がしますね。笑
(Ep.2へ続く)









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