役所EVが週末はカーシェアに変身！　千葉・香取で始まった日産サクラ活用のゼロカーボン実証

　公用車として使われるEV(日産サクラ)が、週末には住民や観光客向けカーシェアに変身！　千葉県香取合同庁舎で始まったこの実証事業は「EVに触れる」環境と、再生可能エネルギー活用の両立を目指すユニークな取り組みです。

文：ベストカーWeb編集部／写真：PRTimes

EV×ソーラーカーポートで「走る×ゼロカーボン」が身近に

　千葉県が進めるのはなんと役所の駐車場から始まる脱炭素の挑戦。2025年8月2日から2026年3月29日まで香取合同庁舎（佐原駅徒歩5分）にて、日産「SAKURA」2台による公用車EVカーシェアの実証事業がスタートしました。

　しかもこのEVは太陽光で発電するソーラーカーポートと蓄電池で充電されるというから、まさに「ゼロカーボン・ドライブ」が現実に。

　平日は公務用として、休日には住民や観光客向けに貸し出され、香取神宮や道の駅「水の郷さわら」などの周遊にも使える便利なシェアになります。

　利用料金は15分220円、30分から15分単位で予約可能。月会費480円には無料利用分も含まれていて、専用サイトから簡単に会員登録できます。

　この事業は千葉県の脱炭素戦略とリンクするだけでなく「EVって意外と使いやすそう」と思えるきっかけにもなります。自治体やカーシェア業界にとっては再生エネとの組合せによる“体験型普及”モデルの実証にもなり得る注目の取り組み。

　観光との相乗効果も期待でき、地域の活性化に貢献する新たな交通サービスとしてのポテンシャルも感じられます!!