フォルクスワーゲン・ポロがイギリスで「半世紀で最高のクルマ」に選ばれた。ポロといえばどこかゴルフの影に隠れる脇役……なんて思っていたら大間違い。誕生から50年、2000万台以上を売り上げた世界的ベストセラーが、ついにゴルフの影から飛び出した!
文:ベストカーWeb編集部/写真:VOLKSWAGEN
【画像ギャラリー】必要にして十分。哲学的な初代ポロをたっぷり見て!(14枚)画像ギャラリーゴルフの陰から、堂々の主役へ
今年でデビュー50歳を迎えたフォルクスワーゲン・ポロが、イギリスの「ベストカー・オブ・ザ・イヤー – ザ・ニューカー世界選手権」で見事「50年ベストカー」に輝いた。
この賞は昨年のVWゴルフ(※2024年がデビュー50周年)に続く快挙で、英国のブリティッシュ・モーターショー開幕直前に発表されたものだ。
審査員は世界的なカーデザイナーやエンジニア、ジャーナリスト、モータースポーツ関係者など、かなり豪華な顔ぶれ。
1975年に初代がデビューして以来、ポロは小さなボディに信頼性と質感をギュッと詰め込み、街乗りにぴったりの相棒として進化してきた。
現行の6代目モデルは全長こそ4mを超えたが、小さいのにどこかプレミアム感まで漂わせる存在感に成長。もう脇役とはいわせない。「ゴルフじゃなくてポロ」と積極的に選びたくなるクルマだ。
「小さくても偉大」のワケ
ベストカー・オブ・ザ・イヤー主催者であるジャーナリストのマイク・ラザフォード氏いわく、「2000万台以上売れたのは偶然じゃない。デザイン、サイズ、品質、価格、維持費…全部がちょうどいいバランス」だそうだ。
耐久性や長寿命もお墨付きで、日常使いからスポーツモデルまで守備範囲が広い。WRCではポロR WRCが4度も世界タイトルを獲得し、GTやG40、GTIシリーズは走り好きの心をつかみ続けている。
今やポロはVWの中核モデルで、「誰のためのクルマ?」と聞かれれば答えは簡単。「みんなのためのクルマ」だ。小さくても力強く、フレンドリーな存在感こそ、50年愛され続けた理由そのものだ。
















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