ほぼ定期開催の、ベストカーが全力でお送りするクルマランキング。ここでは400万円以下で購入可能な「味が濃い輸入車」のトップ5をご覧いただこう。選ぶのはおなじみ伊達軍曹どの。何をもって「味が濃い」とするかは軍曹どの次第だ!!
※本稿は2025年7月のものです
文:伊達軍曹/写真:ステランティス、BMW、ルノー、VW、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年8月26日号
クセがすごい! 個性が強い輸入車5台
プジョー 308は、純正ナビの使い勝手がイマイチな点以外は、すべてが超絶素晴らしい。
乗り心地は「何かの間違いじゃないか?」と思うくらい絶品で、剛性感とコーナリング性能も文句なし。そして決して小さくはないクルマなのだが、小さいクルマを運転しているように思えるのが不思議なところ。
基本的には400万円以上のクルマだが、SWアリュール ブルーHDiだけは奇跡の300万円台である。
MINI改めMINIクーパーの1.5L直3ターボ車も、従来型以上の“いいモノ感”を感じさせつつ、伝統のゴーカートフィーリングは健在。
乗り心地は硬めだが、そこを「味が濃くてイイ!」と感じられる人なら、デザインのよさを含めて大いに愛せるはずだ。
そしてルノー ルーテシアのけっこう強力な1.3L直4ターボエンジンとCMF-Bプラットフォームの組み合わせはかなりゴキゲンだが、MINIクーパーとはニュアンスが異なるマイルドなステア特性も、いかにもフランス車という感じで、これはこれで濃い口のよさが感じられる。
で、ルーテシアは1.3Lターボだけでなく1.6L・2モーター式フルハイブリッドの絶妙なモーターパワーも実は快感で、F1由来のドグクラッチが組み込まれているという点も、なんとなくマニア心をくすぐる。
第5位としたフォルクスワーゲン Tクロスは決して濃い口というニュアンスではないが、その「普通にイイ感じ」が逆に通っぽいというか、「酸いも甘いも噛み分けたカーマニアが最後に選ぶちょい乗り車」というニュアンスのシブさを感じさせるのだ。























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