2025年秋に発売予定のホンダ 新型プレリュード。大人気となった2代目、3代目はもちろんのこと、初代や4代目、5代目も名車だったことは疑いようがない。自ずと新型にも注目が集まるが、やはり若者には手が届きづらいという現実も……。
文:小鮒 康一/写真:ホンダ、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ポテンシャルはタイプRに次ぐ!? だからこそガソリンモデルも待望される新型プレリュード!(24枚)画像ギャラリー名車の復活を祝いたい! 祝いたいは祝いたいのだけど……
ホンダの往年の名車であるスペシャリティクーペであったプレリュード。1980年代から90年代に巻き起こったデートカーブームも後押しして、2代目、3代目モデルは大ヒットモデルとなった。
しかし時代の流れとともにスペシャルティクーペの需要は縮小し、代を重ねるごとに販売台数は減少。晩年はスポーティさもプラスして挽回を期したが、その甲斐もなく2000年秋に生産を終了してしまった。
そんなプレリュードだったが、およそ25年の年月を経てついに復活することがアナウンスされた。新型となるプレリュードも過去のモデルと同じくスペシャリティカーとして復活することになり、このご時世に国産メーカーがスペシャルティカーをリリースする英断には称賛を送りたいところだが……。
ちょっとお高くないですか……?
約25年振りの復活となるプレリュードは、スペシャルティカーというキャラクターは同一ながら、時代の流れもあってかパワートレーンにハイブリッドが選択され、ガソリンモデルや3ペダルMTなども用意されない。
ハイブリッド化や昨今の原材料の高騰、そして円安などの影響もあり、価格が過去のプレリュードよりも高くなることは想像に難くなかったが、フタを開けてみれば600万円超という話だ。特殊なモデルであるCR-V e:FCEV(約810万円)を除けばホンダ車最高値となっている。
シャシーのベースとなったシビックタイプRが実質600万円(追加されたレーシングブラックパッケージの価格)ということを考えると、ハイブリッド化などに鑑みれば妥当な価格とも言える。
だが、高い人気を誇っていたころのプレリュードは若者が背伸びをすれば、なんとか手の届く価格だったことを思うと正直お高いイメージが拭えないというのがホンネだ。
VTECターボを積めば納得する人も増えるか……?
ホンダとしてはこのモデルは元々プレリュードとしてリリースする前提で開発がスタートしたわけではないということで、新たなターゲットとしては人気を博していた頃のプレリュードに乗っていた世代、つまり50~60代の余裕のある層ということなのだが、ぶっちゃけこの価格を払うのであれば中古車も含め、かなりのモデルが射程圏内となるため、わざわざプレリュードを選ぶユーザーがどのくらいいるのかは難しいところ。
もちろん、そもそも台数が売れるジャンルのモデルではないし、日本国外がメインと見ることもできるが、国内で一世を風靡した車名を冠したモデルだけに、もう少し手の届く仕様があってもいいのでは……。
すでに電動化を声高に叫んでいるホンダだけに難しいかもしれないが、現行シビックに搭載されている1.5L直噴VTECターボエンジンを搭載したモデルなどもあると食指が動く人も多いのではないだろうか。



























コメント
コメントの使い方令和のデートカーを名乗るなら、もうちょっと台数出して「女の子が知ってる高級車」になって欲しかった。
おじさんがクルマでモテるにはレクサス・クラウン・ハリヤー辺り乗る時代に風穴を。昔は日産セド・グロだったり、国産他メーカーから対案があったのに。
ガソリン車を出したら、プレリュードという名前に合わなくなるでしょ…
電動化時代の新たな1台というコンセプトなのに。
シャシーはシビック、しかもtype-Rみたいなスポーツエンジンじゃなく実用HV
ホンダのHVはイイっていうイメージ戦略してても、最近のトヨタHVが熱効率でもレスポンス等でも伸びまくってて勝てず、でも差額は大きいというのは隠し切れず
せめて、type-R由来のエンジンと走行性能があり、普段はそれを敢えてジェントルに乗るというLBX RRみたいな存在なら、600万でも初回注文だけの車で終わらなかった筈