IAAモビリティでフォルクスワーゲンが発表したコンパクトSUV「ID. CROSS Concept」は、クルマの電動化をより身近にしようとする試みが感じられる。フォルクスワーゲンが掲げる新デザイン言語や進化したMEBプラットフォームなど、注目の要素も盛り沢山。次世代エントリーEVにもかなり期待ができそうだ!
文:ベストカーWeb編集部/画像:フォルクスワーゲン
【画像ギャラリー】フォルクスワーゲンが描く次世代エントリーEV IDファミリーのニューフェイス「ID. CROSS Concept」世界初公開!(22枚)画像ギャラリーVWが打ち出す「ピュア ポジティブ」デザイン!
フォルクスワーゲンは2025年9月8日、ミュンヘンで開催中のIAAモビリティにて電動コンパクトSUV「ID. CROSS Concept」を世界初公開した。さっそくリリースをチェックしてみると、なにやらデザインの刷新だけでなく、操作性の向上が行われているそうだ!
しかも、そこには上位クラスのクルマに備わるテクノロジーが惜しげもなく投入されているとのこと! それでいて、手頃な価格での電気自動車を量産を掲げているときたものだから驚き!
まずは外観をチェックしてみよう。デザインは率直にコンパクトSUVらしい、好感がもたれやすい明快なラインでまとめあげられているようだ。これこそが、フォルクスワーゲンの提示する「安定感、親しみやすさ、独自性」に基づいた新しいデザイン言語「ピュア ポジティブ」を反映したデザインとのこと!
電動コンパクトSUVとして、ぱっと見で違和感も少なく受け入れられやすいデザインは、「ピュア ポジティブ」のコンセプトをしっかりと体現できていると言えるだろう。
全長4161mm、全幅1839mm、全高1588mmのボディは現行T-Cross(全長4140×全幅1760×全高1580mm)相当で、サイズ感としても都市部での扱いやすさをしっかり考慮していると見受けられる。
グッドイヤーとの協力による専用タイヤも、サイズは235/40 R21。さらに「バルボア」と呼ばれる21インチアルミホイールももちろん専用品! 専用装備が、全体的に見た目を強調するアクセントになっており、特別な存在感を放っている。
鍛え抜かれた性能と考え抜かれた内装
室内は風通しのよいレイアウトで、5名乗車時でも広々と感じられる空間をもちながら、トランク容量は450Lを確保。さらにボンネット下には、25Lのフランクを用意。シートはフルフラット化することで、「VW Bus」並のくつろぎ空間を得ることができ、雰囲気はさながら「ラウンジ」だ。
技術面では前輪駆動の「MEB+(モジュラー エレクトリック ドライブ マトリックス)」にも目が離せない。「MEB+」には、次世代ソフトウェアが導入されるため、より上位のクルマで採用されてきたトラベルアシストなどの機能も実装されるとのこと!
このMEB+こそが、量産版「ID. CROSS Concept」や新型「ID. Polo」などの電気自動車を手頃な価格でありながらも、良質な性能を備えたクルマとして市場に提供する鍵となる。もし本当に、手に届きやすい価格でありながら、よりより機能を使えるとなると、こんなに嬉しいことはない。
さらに、11インチのデジタルメーターと13インチのインフォテイメントシステム センターディスプレイは直感的な操作を可能にするメニューを採用。自然発話の音声操作や物理スイッチ類の組み合わせも運転における使いやすさを向上させるポイントだ。
























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