いくつかの記事にわたってさまざまな角度から「官能エンジン車」について考察してきた。内燃機関への思い入れは重々承知だが、いつかは無くなることが決定しているモノ。であれば今のうちに「官能電動車」を探してみようではないか!!
※本稿は2025年9月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ホンダ、トヨタ、日産、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年10月10日号
「官能電動車」があってもいいじゃないか!
「官能エンジン車」をテーマに、かなりのボリュームで気持ちのいい内燃機関で走るクルマを取り上げてきた。
でも、クルマ好きのホンネって、案外「パワーユニットが気持ちいい」ってことが最大のポイントで、結果それが電動モーターだったとしても「よし」ではないかと思うのだ。実際、ストロングHEVを含めた電動車がこれだけ多くなれば、無視はできない。
例えばクラウンクロスオーバーRS。2.4Lターボにモーターを組み合わせたシリーズハイブリッドだが、エンジンで走る感覚が大きくパワフルで楽しい。HEV時代の官能パワーユニットと言っていい。
そして鈴木直也氏が絶賛していたのがプレリュード。2L、NAエンジンは主に発電用で、実際の駆動の大部分は電動モーターが担うのだが、エンジンの回転上昇とモータートルク変動がリンクしていて、さらに疑似的ステップシフトの演出も絶妙。
昔の超高回転VTECを操っているようでモーターで走っている感覚を忘れてしまうほどだったとのこと。詳しいインプレ等はページ最上部の検索窓から「プレリュード」で検索していただきたい。
このほか、e-POWERのノートオーラNISMOもトルクレスポンスがシャープで気持ちいい電動駆動車だ。
こうしたクルマたちなら「内燃機関派」も納得の、新時代の官能パワーユニットに認定だ!

















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