自動車メーカー各社のビッグネームに復活のウワサが飛び交う昨今、海の向こうからも復活のニュースだ。フェラーリが、70年の歴史を持つ「テスタロッサ」の名称を復活させた。はたしてその名に違わぬクルマになっているのか!?
※本稿は2025年9月のものです
文:ベストカー編集部/写真:フェラーリ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年10月26日号
自動車界は世界的に復活ブームか!?
ホンダがプレリュードを復活させて話題になっているが、フェラーリも70年の歴史を誇るビッグネーム、テスタロッサを復活させた。
正式車名は849テスタロッサで、8気筒+1気筒当たりの排気量0.49L(実際は0.499L)に由来。
SF90ストラダーレの後継となる4L、V8(50psアップの830ps)+3モーター(フロント2基、リア1基)のPHEVスーパースポーツで、システム出力は1050psをマーク。
エクステリアデザインは12チリンドリ、スペチアーレのF80と同系のブラックアウトされたフロントマスク+独創的なチンスポイラーが与えられている。
そしてボディサイドには帯状のブラックアウトされたパーツを縦に配置し、アクセントとなっているだけでなく、シャープなフロント、グラマラスなリアを分断させる境界線的なものになっていて、その前後でデザインが豹変するのが凄い。
リアではSF90から継承された、1秒以下でロードラッグとハイダウンフォースを切り替えできる可変式リアスポイラーが特徴的だ。
クーペと同時に発表されたスパイダーは、14秒でルーフの開閉が可能で、クローズドではクーペ同様の美しさを持ち、オープン時には贅沢感、優雅さ、非日常性がより強調される。
復活した新テスタロッサはどんな伝説を作るのか?
●フェラーリ849テスタロッサ主要諸元
・全長×全幅×全高:4718×2304×1225mm
・ホイールベース:2650mm
・車重:1570kg
・エンジン:V8DOCHツインターボ
・最高出力:830ps/7500rpm
・最大トルク:85.9kgm/6500rpm
・モーター出力:220ps
・システム出力:1050ps
・バッテリー容量:7.45kWh
・トランスミッション:8速DCT

















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