10月末の開催を控えるジャパンモビリティーショー2025。バイクメーカー各社も出展内容を続々明らかにしているなか、カワサキモータースも展示情報を明らかにした。もちろんバイクも多数が登場予定となる中、なんと「ワールドプレミアモデル2機種」も登場するという。これは一体何なのだろうか? 現状は不明だが、未だ大きなモデルチェンジを受けていない「Z900RS」がいよいよアップデートを遂げる可能性もある! そしてもう1台はまさかの「2ストモデル」復活もあり得る!?
絶対王者がついにモデルチェンジ?「Z900RS」ライバルを前にブラッシュアップか
今回のモビリティーショーでカワサキが出展するバイクのうち、明らかになっているのは9モデル。現行の人気モデルから往年の「W1」まで多岐にわたるラインナップだが、近年最も人気を博している”あのモデル”が不在というのは不思議だ。それはもちろん「Z900RS」。2017年のデビュー以来なんと今年まで首位を守り、8年連続で大型バイクの販売台数1位を記録するという、現在のカワサキを代表する超人気モデルだ。そんなZ900RSの展示が発表されていないというのは、あるいは伏せられている「世界初公開モデル」のうちの1台と考えてもおかしくはない。
というのも、Z900RSが最後にモデルチェンジを果たしたのは2023年のこと。当時の排ガス規制・EURO5に適合する仕様変更が行われた際にさかのぼる。これが現在の排ガス規制、EURO5+に適合するためにはアップデート必須となるのは間違いない状況だ。また、Z900RSのベースとなっているストリートファイター「Z900」は今年4月にモデルチェンジを果たして発売済。エンジンのアップデートのみならず、新設計の電子制御スロットルやIMU、クルーズコントロール、クイックシフター、ターンバイターンナビなどの電装を充実させている。これを鑑みれば、Z900RSが現行のZ900に合わせて進化するのは自然な成り行きといえそうだ。
また、ついに発売がアナウンスされたホンダ「CB1000F」の存在も無視できない。これまでのZ900RSは、国産ビッグネイキッドモデルの中でほぼ唯一、「丸目、直四」のオーソドックスなスタイルと、最新水準の車体設計というネオレトロスタイルで人気を博してきた。そこに今年、ホンダが「CB1000ホーネット」をベースとした新型CB1000Fを投入、強大なライバルとなるのは間違いない状況となった。これを受けてZ900RSも、更なるブラッシュアップを受けて競争力を高めてくる可能性は十分にあるだろう。
また今回発表されているブースイメージ写真の中には黒塗りされているバイクの姿が写っているが、この中にZ900RSと思しきネイキッドモデルの姿が確認できるのもヒントかもしれない。スタイルは従来の「Cafe」に似るが……真相はいかに。






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