2025年10月31日から11月9日の日程で開催されたジャパンモビリティショー2025において、ついに実車が披露されたトヨタ新型「RAV4」。
電動化時代に向けて全面的に生まれ変わった新型モデルは、デザイン・走り・先進技術のすべてにおいて大きく進化している。新型RAV4を実際に目にした印象をご紹介しながら、明らかになっている新型RAV4の特徴について確認しよう。
文:吉川賢一/写真:TOYOTA、エムスリープロダクション、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ついに姿を現した!! ジャパンモビリティショー2025に出展されたトヨタ新型「RAV4」の3つのスタイル(34枚)画像ギャラリーついに姿を現した新型RAV4 意外に背が低かった
2025年5月に世界初公開されたトヨタ新型「RAV4」。ジャパンモビリティショー2025で初めて一般向けに公開となった新型RAV4を会場で間近に見た印象は「意外に背が低い」。
新型RAV4のボディサイズは、ベーシックモデルの「コア」、武骨なデザインの「アドベンチャー」、本格的な走りの楽しさを追求する「GRスポーツ」の3つのスタイルともに、全長4600~4645mm、全幅1855mmもしくは1880mm、全高1680~1685mm。従来モデルは全長4600~4610mm、全幅1855~1865mm、全高1690mmだったので、5~10mmほど低くなっていることは確かなのだが、アドベンチャーおよびGRスポーツがワイドスタンス(全幅1880mm、コアは1855mm)となったことによるものなのか、数字以上に背が低く感じ、より精悍でスポーティに見えた。
ちなみに、ライバルの日産エクストレイルは1720mm、スバルフォレスターは1730mm、ホンダCR-Vは1680-1690mm、新型CX-5は1695mm、現行ハリアーは全高1660mmだ。
運転席からの視界が抜群 使う人を意識した造りは「さすがトヨタ」
エクステリアデザインは、3つのスタイルそれぞれのキャラクターを明確に打ち出しながらも、従来モデルの「RAV4らしさ」をしっかりと継承。最新のトヨタ車に共通するモチーフをうまく取り入れ、洗練された印象に仕上がっている。
インテリアは、高級感と清潔感のあるすっきりとしたデザイン。特にインパネ上部を約40mm下げることで改善させた前方視界は、実際に座ってみるとかなり見晴らしがよく、開放感も感じられ、センターの超大型液晶ディスプレイやディスプレイ形状をそのまま活用した液晶メーターによって先進性も十分に感じられるが、使用頻度の多い機能のスイッチは、プッシュスイッチとしてインパネ上の手が届くところに残されており、操作スイッチをタッチスクリーンだけに集約しなかったことはありがたい。
シフトレバーは、コアとGRスポーツは小型のスイッチタイプだが、ラフロードに行くことも想定したアドベンチャーは、従来型のシフトノブを採用。使う人を意識した実にトヨタらしい造りだ。ラゲッジ容量も従来の733Lから749Lへと13Lも拡大されており、収納性も抜かりない。





































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