PHEVはモンスター級の速さ HEVも大幅進化!
従来モデルでは、ガソリン車、ハイブリッド車(HEV)、およびプラグインハイブリッド車(PHEV)の3つのパワートレインが設定されていたRAV4だが、新型モデルではHEVとPHEVの電動専用モデルとなった。「コア」はHEVおよびPHEVを設定し、「アドベンチャー」はHEV専用、「GRスポーツ」はPHEV専用で、それぞれのキャラクターに合わせて、前後スポイラーなどによる空力性能の最適化や軽量アルミホイールの採用、電動パワーステアリングおよびサスペンションの専用セッティングが施されている。駆動方式はいずれも4WD(E-Four)だ。
とくにPHEVは大幅な進化を遂げており、ユニットの小型高効率化とバッテリーの大容量化により、EV走行距離は従来の95kmから150kmへと約1.6倍に延伸。日常の通勤や買い物は完全EV走行でこなし、ロングドライブではハイブリッドとしての高効率走行を発揮できる構成だ。モーター出力も12%向上しており、現行PHEV(306PS)を上回る「モンスター級」の加速性能を実現しているとみられる。駆動用バッテリーには水冷式熱管理システムを採用し、DC急速充電にも対応する。
HEVについてもモーター出力の向上や制御系の刷新が図られており、よりスムーズでダイレクトな加速フィールを実現している。従来型で高く評価されていた静粛性と滑らかさは、さらに磨きがかけられているはずだ。
新世代OS「Arene」搭載でコストも抑制 価格は400万円台からか!??
もうひとつ、新型RAV4で注目すべきトピックが、トヨタ独自開発の新世代車載OS「Arene(アリーン)」の初搭載だ。近年、日産やホンダといった国産大手メーカーが採用を進めている「Googleシステム」を使用せず、車載制御と情報系を統合したトヨタ独自のシステムだ。
実際の操作性や使い勝手については今後の検証が必要だが、車載OSはライセンス料の有無が販売価格に大きく影響するため、Areneの採用は車両コストの抑制に大きく貢献するはず。現時点価格については明らかになっていないが、主力となるハイブリッド(HEV)は約400万円前後、プラグインハイブリッド(PHEV)は約500万円、アドベンチャー(HEVのみ)は約450万円、GRスポーツ(PHEVのみ)は約600万円程度と、従来型よりも若干上昇するものの、Areneの採用によって上昇幅は抑えられる見込みだ。
洗練されたデザインと高い実用性を兼ね備える新型RAV4は、今回も人気モデルとなることは間違いないだろう。国内発売は2025年度内とのこと。登場が非常に待ち遠しい!!
【画像ギャラリー】ついに姿を現した!! ジャパンモビリティショー2025に出展されたトヨタ新型「RAV4」の3つのスタイル(34枚)画像ギャラリー


































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