新型ハイラックスが発表された。しかし日本人にとってハイラックスといえば、SUVタイプのハイラックス「サーフ」だろう。このサーフ、アメリカでは現在でも「4ランナー」として人気を博している。ハイラックスが日本に来るなら、4ランナーも入れてほしいなあ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ自動車
【画像ギャラリー】最新のハイラックスサーフをたっぷり見て!(22枚)画像ギャラリー簡易なSUVから本格オフローダーへ進化
もともとハイラックスサーフとは、ピックアップトラック「ハイラックス」の荷台部分に樹脂製キャノピーを被せた簡易的なSUVだった(※当時SUVという言葉はなかったが)。その居住性は本格的なオフロードモデルには及ばなかったものの、手頃なSUVを求める層からは熱い支持を集めた。ちなみに北米では「4 Runner(4ランナー)」を名乗る。
その4ランナー、世代を経るごとに居住性の改良が進み、リアスプリングが板バネからコイルになり、樹脂製キャノピーが鋼板製パネルに置き換えられたりした。その結果、本格SUVと遜色ない乗り心地や走破性を誇るクルマとなり、今に至るわけだ。
ランクル250の弟分としてぜひ日本導入を!
4ランナーの現在だが、2024年春に北米で15年ぶりのニューモデルが発表され、12月から発売された。そのベースとなっているのは、ランクル250やタコマと同じTNGA-Fプラットフォームで、新興国向けの車台IMVを使う新型ハイラックスとは別モノとなっている。
ボディサイズは全長4950mm、全幅1981mm、全高1844mm(ルーフレール除く)、ホイールベース2850mm。見た目的にはRAV4に似たモダンな面構成だが、リアハッチのガラス部分だけが開くなど、歴代ハイラックスの美点もしっかり残している。
エンジンは2.4リッターターボのガソリンと、「i-FORCE MAX」と呼ばれるそのハイブリッド仕様。前者のスペックは287ps/430Nm、後者に至っては326ps/630Nmを誇り、道を選ばぬ強烈な速さを見せる。アメリカではなんと9つものグレードがあり、FR、パートタイム4WD、フルタイム4WDと用途に応じた駆動方式も選べる。
さてこの4ランナーだが、全長が5mを切るという事情もあり、日本に導入されるのではないかという声がある。折しも日本では貿易不均衡の是正のため「アメリカ製の日本車を逆輸入的に販売する」という流れにあるわけだが、こと4ランナーに関しては愛知県の田原工場製なため、この枠組みに当てはめることはちと難しそうではある。
とはいえピックアップトラックである新型ハイラックスの日本導入が明言された以上、4ランナーが売れないという理由はない。ランクルより手頃なオフローダーとして「ハイラックスサーフ」の復活を願う人は少なくないと思うのだが……!
























コメント
コメントの使い方トヨタのスポーツカー以外で、一番カッコイイと思ったのがこの4RUNNERなので
日本で見られる様になったら面白いなぁ、だったのですが、生産が愛知県なのですね。
それだと国内市販は現実的ではないですね。物凄く景気が良くなったら限定販売するかくらいでしょうか