トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」が独走を続ける高級ミニバン市場。その牙城を崩すべく、ついに日産が反撃に出ます。ジャパンモビリティショー2025で世界初公開された新型エルグランドは、歴代最大のボディ、斬新なエクステリア、最新電動パワートレイン、そして高度化した運転支援技術をまとった、まさに「本気」の一台。「キングオブミニバン」の名を取り戻すため、すべてを刷新して2026年夏に登場します。
文:吉川賢一/写真:NISSAN
【画像ギャラリー】背高ボディ復活で「王者の風格」を取り戻した 日産新型「エルグランド」(14枚)画像ギャラリー背高ボディ復活で「王者の風格」を取り戻す
日産のフラグシップミニバンである「エルグランド」。1997年に登場した初代モデルは「でっかく行こうぜ人生は」のキャッチコピーどおり、大人数が快適に移動できる背高ボディが特徴でした。乗員や荷物をたっぷりと荷室に積み込んでもトラクションがしっかりと得られるよう、後輪駆動をベースとし、リアサスにはマルチリンクサスペンションを採用するなど、高い走行性能で大ヒットしたモデルです。
3代目となる従来型では低重心化を重視したことで、トヨタ勢に比べて存在感がやや薄れてしまっていましたが、今回の新型ではその反省を踏まえ、ボディサイズは全長4995mm×全幅1895mm×全高1935mmと、アルファードと同寸の全長・全高に対し、全幅は約45mm広く、圧倒的な存在感を放ちます。立ち上がりのあるサイドシルエットと高めのルーフラインによって「これぞエルグランド」と感じられるプロポーションを取り戻しました。
フロントデザインは四角いタイルを並べたようなユニークなグリルにシグネチャーLEDランプを組み合わせたデザインが特徴。コンセプトカー「ハイパーツアラー」の意匠を継承しながら、より洗練された仕上がりとなっています。富士山の夜明けをイメージしたというジャパンモビリティショー出展車両のボディカラー「フジドーン」も美しく、深みのある輝きが新型エルグランドの迫力と威厳を一層引き立てていました。
インテリアは「スマートで上質」 くつろぎ性能も大幅進化
インテリアは、14.3インチディスプレイを2枚並べたワイドなインパネや、ボタン式シフトなど、最新の日産デザインを採用。幅広のセンターコンソールにより、1列目から2列目へのウォークスルーはできませんが、木目パネルやスエード調素材、64色のアンビエントライトなどを巧みに配し、アルファードの豪華絢爛とは一線を画す、スマートで洗練された高級感を演出しています。
注目の後席には、跳ね上げ式肘置き付きのオットーマン搭載プレミアムシートを採用。シートバックの中折れ機能も継承し、固定式肘置きのアルファードと異なる「自由な姿勢でくつろげる後席」を実現しています。3列目シートの格納方法は、アルファードと同じ左右跳ね上げ式。対面配置を採用したハイパーツアラーのような大胆なレイアウトこそ実現していませんが、後席空間はまさに「プライベートラウンジ」と呼ぶにふさわしい快適性です。



















コメント
コメントの使い方クルマとしてはいいのかもしれないけど、何をもってキングの座を奪還なのかは気になる。販売台数?評価?車の大きさ?…アルヴェルかあそこまで売るのはいわゆる残クレの影響もでかい。ターゲットユーザー層であるヤンキー、ヤンジーがお金がなくても乗れる仕組みは本当に秀逸。日産がこの手の問題を解決させればトヨタに対抗できる可能性はあるかな。「いいクルマ」というだけでは太刀打ちできない時代やね。