月に200店のディーラーを回る遠藤徹氏。その遠藤氏が足で稼いだディーラーでの最新情報を毎回お届けするのがお馴染みの「地獄耳スクープ」。
今回は2017年のトヨタの新モデル情報の流れ、ホンダが予防安全装備を拡充へ、さらにミライースが新型へフルモデルチェンジなどの情報をお届けします。
文:遠藤徹/写真:トヨタ、ホンダ、ダイハツ
ベストカー2017年4月10日号
トヨタが2017年度のニューモデルを販売店に通知
トヨタはこのほど傘下販売店に対して2017年度(2017年4月~2018年3月)に投入する予定のニューモデル、改良モデル(マイナーチェンジなど)についてのあらまし(レクサスを除く)を提示したようです。
それによると上期(4月~9月)は4月~6月がアクア、ハリアー、7月~9月がカムリ、ヴォクシー/ノア/エスクァイア、ランドクルーザープラド、ハイラックス、下期(10月~3月)はアルファード/ヴェルファイアなど、となっています。
マイナーチェンジについては大幅な内外装のデザイン変更、燃費向上、使い勝手の向上、走行性能の向上、安全対策の充実強化による商品力の強化が盛り込まれています。
フルモデルチェンジするカムリはこれまでのカローラ店専売から、トヨタ店を除くトヨペット店とネッツ店の3系列店扱いに拡大され、大幅な販売増を目指す戦略モデルとしての位置づけとなります。
2.5Lの全ハイブリッド車態勢は引き継ぎます。同クラスではトヨタ全系列店扱いのSAI、トヨペット店専売のマークXがありますが、この2車は1年後をめどにモデル廃止となります。
ホンダが予防安全装備を拡充へ
ホンダはフィットをはじめとしたシャトル、グレイス、ステップワゴン、ヴェゼルなど年内にマイナーチェンジや一部改良するモデルについて、安全パッケージの「ホンダセンシング」採用モデルを拡大採用します。
登録車でホンダセンシングを装備していないのはフィットだけで、フィットは6月上旬にもマイナーチェンジして装備車を設定します。
このほか、シャトル、グレイス、ステップワゴン、ヴェゼルも年内にマイナーチェンジ、一部改良を実施しますが、これらについては一部グレードにしかホンダセンシングが設定されていないため、改良に合わせて装備グレードを大幅に拡大します。
また、軽自動車についても7月上旬に一新する次期型N-BOXを皮切りに2018年以降、順次採用します。ホンダセンシングはミリ波レーダーと単眼カメラで、クルマの前方の状況を認識。
ブレーキやステアリングの制御技術と協調し、安心快適な運転や事故回避を支援するシステムで、オプション価格は12万円程度に設定しています。これだと軽自動車には価格が高すぎるので6万円程度高に設定し、より簡便な専用ユニットの装着で対応するものと思われるます。
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