1994年に全日本GT選手権として誕生し、2005年にはFIA公認の国際シリーズとなったSUPER GT。2026年の新型プレリュード投入を控え、21世紀のGT500マシンをおさらいしておこう。ここではトヨタ&レクサスのマシンを振り返る。
※本稿は2025年11月のものです
文:ベストカー編集部/写真:トヨタ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年12月10日号
3メーカー頂上決戦で最多チャンピオンのトヨタ&レクサス
トヨタ&レクサスは3メーカーの頂上決戦で最多チャンピオンに輝いている。
スープラ(A80)は2002年に生産終了となったが、2005年まで参戦継続。そのあとを継いだのがレクサスSC430で、これがレクサス車初のレース参戦となった。SCは戦闘力が高かったこともあり、2006~2013年の8年という異例の長さで投入された。
その後、RC F、LCとスキンチェンジして、現行のGRスープラにマシンチェンジするまでの14シーズン、レクサスブランドで闘い抜いた。
現行のGRスープラも2025年に生産終了となったので、次期マシンが気になるところだ。
A80型トヨタ スープラ(〜2005年)
SUPER GTの前身である全日本GT選手権時代より継続使用され、2003年に2L、直4ターボ(3S-GT)から4.5L、V8に変更。2002年に生産終了後も2005年まで実戦投入された。2001年、2002年、2005年のチャンピオンマシン。
レクサス SC430(2006~2013年)
スープラ(A80)の後継マシン。レクサス初のレース参戦車で、SC430は2006年から2013年の8シーズンを闘った。デビュー年の2006年をはじめ、2009年、2013年のチャンピオンマシン。
レクサス RC F(2014~2016年)
SC430の後継がRC Fで、SCの4.3L、V8から2L、直4ターボに変更。2016年にコバライネン/平手組がチャンプ獲得。
レクサス LC(2017~2019年)
レクサスの最高級クーペもGT500マシンに抜擢された。RC Fのスキンチェンジで、2017年のチャンピオンマシン。
トヨタ GRスープラ(現行・2020年~)
2020年にGRブランド初のGT500マシンとして投入。2025年は坪井/山下組が王者獲得で3年連続チャンピオンマシンに。次期モデルはGRスーパースポーツか!?
トヨタ車のGT300マシン
トヨタ車を使うGT300チームで有名なのはapr。MR2、MR-Sのスポーティカーをはじめ、カローラアクシオ、先代プリウスもGT300マシンとして実戦投入。プリウスは2013年にハイブリッドカー初優勝をマーク。





















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