噂じゃなかった!! ジムニーノマド受注再開は2026年1月30日! いま買うためにやるべきこと全部

噂じゃなかった!! ジムニーノマド受注再開は2026年1月30日! いま買うためにやるべきこと全部

 2025年1月30日に発表となったスズキの「ジムニーノマド」。ジムニーファン待望の5ドア版とあって、日本登場がいまかいまかと期待されていたモデルだが、その反響は想像以上。発表直後に国内月販目標1,200台の33倍にあたる約5万台もの注文が殺到、わずか4日で受注停止に追い込まれてしまった。

 その後、2025年5月にはインドでの生産を当初計画の2.8倍にもなる月間3300台規模に増強すると発表されたものの、国内の受注再開には至らず、長らく「買えない状態」が続いていたが、ついに受注再開へと動き出すようだ。はたして超人気車ジムニーノマドは、本当に「買える状態」になるのか!?? 最新情報をまとめよう。

文:吉川賢一/写真:SUZUKI

【画像ギャラリー】ようやく買えるようになる…のか!?? 2026年1月に受注再開が発表されたスズキ「ジムニーノマド」(16枚)画像ギャラリー

「家族も納得」の5ドア化が爆発的人気に火をつけた

 2023年1月にインドで行われた「オートエキスポ2023」において、スズキの現地法人「マルチ・スズキ・インディア」が世界初公開した、ジムニー(日本でいうジムニーシエラ)の5ドア版。その2年後となる2025年1月、日本でも「ジムニーノマド」として発表された。

 ジムニーノマド最大の魅力は、従来通りの本格的な小型オフローダーとしての素質を備えながら、5ドア化などによって使い勝手を大きく向上させた点だ。街乗りや日常用途はもちろん、ファミリー層まで視野に入れたパッケージングは、従来のジムニーにはなかった大きな進化。

 もちろん、ジムニー/ジムニーシエラにも後席は備わっていたが、3ドアゆえに乗降性は決して良好とはいえず、後席を日常的に使うユーザーにとってはネックとなっていた。その点ノマドは、ジムニーシエラ比で、全長およびホイールベースを430mm拡大、室内長もジムニーシエラの1,795mmに対して1,910mmと、115mm延伸されており、後席スペースと乗り降りのしやすさが大きく改善されている。いよいよジムニーが「家族を説得できるクルマ」になったのだ。

 パワートレインは1.5L直4ガソリンエンジン(FC型)を搭載。価格は受注停止前の時点で、5速MT車が税込265万1000円、4速AT車が税込275万円だ。ジムニーシエラと比べると約60万円の価格アップとなるが、昨今のコンパクトSUVが400万円近い価格帯に達していること考えれば、依然として割安感は強い。

 カッコいいデザイン、本格オフローダーとしての走破性、5ドア化による実用性、さらには高いリセールバリューまで備えたジムニーノマドは、このクラスの小型車としては非常に有望な存在。実は筆者も12月末に納車を控えており、カスタムプランを考えながら日々悩んでいるところである。

受注停止前となる2025年1月30日時点の価格は、5速MT車が265万1000円、4速AT車が275万円だった
受注停止前となる2025年1月30日時点の価格は、5速MT車が265万1000円、4速AT車が275万円だった
待望の5ドア化したジムニーノマドは、家族を説得できるモデルとなった
待望の5ドア化したジムニーノマドは、家族を説得できるモデルとなった

2026年1月30日受注再開へ!! 1年越しの再始動

 そんなジムニーノマドだが、いよいよ受注再開へと動き出した。スズキが2025年10月27日、「2026年1月30日よりご注文の受付を再開します。」と発表したのだ。受注再開後は「2型」へと進化する見込み。2025年10月にはジムニーおよびジムニーシエラが一部仕様変更を受けており、ノマドも同様の内容でアップデートが施されると思われる。

 主な改良点は最新の「スズキ セーフティ サポート」の採用だ。衝突被害軽減ブレーキは、従来の単眼カメラ+レーザーレーダー方式から、ステレオカメラとミリ波レーダーを組み合わせた「デュアルセンサーブレーキサポートII」へと進化。さらに、4速AT車のアダプティブクルーズコントロールが全車速追従対応になり、車線逸脱警報機能も車線逸脱抑制機能へと進化。また9インチディスプレイオーディオ(従来は7インチ)やカラー液晶メーター(従来は2色)など、装備面も大幅に強化される見込みだ。同時に、価格も10~20万円程度の上昇が予想される。

9インチディスプレイオーディオが新たにオプションで設定される見込み(写真はシエラ)
9インチディスプレイオーディオが新たにオプションで設定される見込み(写真はシエラ)
カラー液晶メーター(従来は2色)が採用される。「1型」を購入した身としてはちょっと羨ましい
カラー液晶メーター(従来は2色)が採用される。「1型」を購入した身としてはちょっと羨ましい
ジムニーノマド「2型」には、バンパーにコーナーセンサーが埋め込まれるため、バンパー交換といったカスタムは難しくなる!? (写真はシエラ)
ジムニーノマド「2型」には、バンパーにコーナーセンサーが埋め込まれるため、バンパー交換といったカスタムは難しくなる!? (写真はシエラ)

次ページは : ただ、「欲しい人が普通に買えるクルマ」になる日は、まだもう少し先になりそう

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