うおっ、令和の本物レトロカー! ”ブルーバード”大変身で最強”エモ”カーが登場 おじさん感激ハコスカとシルエットフォーミュラも!!!   日産自動車大学校がオートサロン出展車発表

うおっ、令和の本物レトロカー! ”ブルーバード”大変身で最強”エモ”カーが登場 おじさん感激ハコスカとシルエットフォーミュラも!!!   日産自動車大学校がオートサロン出展車発表

 日産・自動車大学校の学生たちが本気で手掛けたカスタマイズカーが、2026年も東京オートサロン会場で並ぶ。ユニークかつ高クオリティで毎年多くの注目を集める人気の展示だが、今年もどうやら力作のようだ!

文:ベストカーWeb編集部/画像:日産、日産自動車大学校、ベストカーWeb編集部

【画像ギャラリー】会場でぜひとも見たい学生のこだわり! 日産・自動車大学校カスタムカーは2026年も見所たくさん!(18枚)画像ギャラリー

会場で見たい、学生のこだわりが詰まった3台

毎年注目の日産・自動車大学校たちによるカスタマイズカー。今年はこの3台!
毎年注目の日産・自動車大学校たちによるカスタマイズカー。今年はこの3台!

 日産・自動車大学校の学生が製作したカスタマイズカーが「東京オートサロン2026」で展示される。2020年にロングキューブを東京オートサロンに出展して以来、日産・自動車大学校による展示は、自動車整備を専門に学ぶ学生たちが集大成を披露する場として来場者からの人気も高い。

 学生ゆえの自由な発想と、「技術の日産」の下で磨いた腕が合わさり、ユニークかつおもしろそうなクルマが登場することから、はたして今年はどんなカスタムカー登場するのか!? と注目度は抜群だ。

 今度の「東京オートサロン2026」で展示されるのは、『MARCH Eloura(マーチ エルーラ)』『Sunny Skyline(サニー スカイライン)』『Re30 スカイラインシルエット』の3台! それぞれ詳しく見ていこう!

マーチにブルーバードの上品さを重ねた女性向けの1台!

おしゃれでもちろん女性向けでもあるのだが、男性だってこういうクルマが好きな人は多い
おしゃれでもちろん女性向けでもあるのだが、男性だってこういうクルマが好きな人は多い

 まずは、「街乗りスタイル、走りとデザインに特化」をコンセプトに京都校の自動車整備・カスタマイズ科4年生が製作したマーチ エルーラだ! なんと今回のターゲットは女性! これはカスタマイズ科としての初の試みとのこと。

 クルマと言えば、男の趣味とも言われがちだが、もちろん女性だってクルマ好きはいる。また、街乗りということであれば、クルマと日々付き合う女性はさらに多いはずだ。それこそ、パオやフィガロは女性からの人気も比較的高く、デザインと走りの両立は日産のお家芸と言ってもいいだろう。

 そんな日産らしさを学生たちが実現してくれた。マーチ エルーラは、街乗りで使うセカンドカーをイメージして制作し、女性からの意見も積極的に取り入れたそうだ。

 車名の「Eloura」は、英語のEra(時代)とイタリア語で輝きを意味するLuce(輝き)を掛け合わせた造語。「過去から未来へ時代を超えて輝く1台にする」という想いが込められた名づけだ。

製作中の1枚。写真は初代ブルバードのリア
製作中の1枚。写真は初代ブルバードのリア

 ベース車両は、カスタマイズ科2期生が製作した「イタルマーチ」(K13マーチ)と初代のブルーバード(312型)を採用。どちらも女性からの人気がもともと高いベース車だ。また、311型ではあるものの、奇しくも初代ブルーバードには女性向けの特別仕様車「ファンシーデラックス」が存在していた。

 そのためマーチのかわいらしさとブルーバードの丸みのある上品さといったそれぞれの外見的な長所を見事に調和し仕上げることに成功。サイズの異なるブルーバードをマーチのサイズへ再構築するという難しい課題に挑みつつ、こだわりを随所に反映したとのことだ。

 ボディカラーの「Sky Mirage(スカイ ミラージュ)」ももちろん学生考案のオリジナル。ボディ全体をブルー、ルーフをホワイトであつらえ、青空の中を雲が泳ぐイメージを表現している。

先輩と名車の歴史を継承する! Sunny Skyline!

日産の名車を先輩たちの歴史とともにサニー スカイラインとして昇華
日産の名車を先輩たちの歴史とともにサニー スカイラインとして昇華

 続く「サニー スカイライン」も京都校自動車整備・カスタマイズ科4年生製作によるもの。こちらは、カスタマイズ科1期生によってパワーユニットとパワートレーンにS15を移植させた初代サニーと往年の名車ハコスカをを輝かせたいという想いから製作されている。

 ベース車両はもちろん「サニークーペ」(KB10型)だが、フロントもこれまたかつて4期生が手掛けたハコスカを採用! 余談ではあるが、同じく4期生が手掛けたラシーンベースのハコスカSUV「ラコスカ」は2021年のオートサロンで展示されている。

 とどのつまり、日産自動車大学校の歴史と日産自動車史にその名を深く刻み輝きを放った名車がクロスオーバーし、まさに「あの頃の輝きをもう一度」のキャッチコピーにもふさわしい1台となった。

 またこちらは、マーチ エルーラとは対照的にクルマ好き男性に向けた趣味車をイメージしているそうだ。制作過程で、ターゲット層としてドンピシャ世代の先生や学生の父親の意見もふんだんに取り入れたとのことだ。

ハコスカらしい丸目4灯。そして1期生製作の初代サニー同様、SR20エンジンを搭載
ハコスカらしい丸目4灯。そして1期生製作の初代サニー同様、SR20エンジンを搭載

 特徴的なオーバーフェンダーは造形から行い、左右のバランスをそろえるため精密な調整を重ねたこだわりっぷり。バンパーやドアミラーでは、メッキパーツを採用したうえで再塗装も実施した。

 エンジンは前述のとおり、S15シルビアのSR20エンジンを搭載。さらに内装を木目調パネルへ張り替えるなど、懐かしさの中にモダンさの表現を追求している。コンセプトは「サニーとハコスカの面影を残しながら現代風に」だ。

 こちらも、ボディカラーは学生考案のオリジナル「トーマレッド」。現代的な煌びやかさと重厚感を狙ったのとサニー、ハコスカが貴重なモデルであることも踏まえて、当時非常に価値のあった赤色を採用した。

次ページは : 4ドアでスーパーシルエット!?

PR:かんたん5分! 自動車保険を今すぐ見積もり ≫

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

GRスターレットは次期型ヤリス!? 2025年に出たクルマをALL CHECK!『ベストカー1.10号発売!』

GRスターレットは次期型ヤリス!? 2025年に出たクルマをALL CHECK!『ベストカー1.10号発売!』

 12月に入り、いよいよ今年もラストスパート。2025年は新型車ラッシュに加え、JMS2025をはじ…