うおっ、令和の本物レトロカー! ”ブルーバード”大変身で最強”エモ”カーが登場 おじさん感激ハコスカとシルエットフォーミュラも!!!   日産自動車大学校がオートサロン出展車発表

4ドアでスーパーシルエット!?

ただの再現ではない。よくみると4ドアことに気づかされる
ただの再現ではない。よくみると4ドアことに気づかされる

 3台目は愛知校自動車整備・カーボディーマスター科の『Re30 スカイラインシルエット』だ。当時多くの人を魅了した「スカイラインスーパーシルエット」の威圧感と存在感に惹かれ、「再び、あの時のスーパーシルエットを」をコンセプトに制作。

 ニスモ創設のきっかけとなるほど日産のモータースポーツ史に燦然と輝く名車かつ、スポンサーがトミカであったことから現在でもミニカーとして販売されるほど根強い人気をもつ1台だ。

 ただこのRe30 スカイラインシルエット、ただの再現レプリカではない。ベース車両は1980年代を代表するR30スカイラインだが、なんと4ドアセダンを採用。大迫力のスーパーシルエットと実用性を兼ね備えた4ドアの実現を目指してのことだ。

 車名の“Re”には、Reborn、Respect、Remakeの意味が込められ、50代、60代に対しては懐かしさを、そして若い世代には当時のモータースポーツのエネルギーを伝えたいという願いも込められている。

 フロントバンパーはスーパーシルエットレース(シルエットフォーミュラ)の特徴である巨大なフロントスポイラーを忠実に再現。リヤフェンダーもスクエア形状を採用して大胆に拡幅している。ワイド化でドア開閉が難しくなる点も、学生たちの努力で十分なクリアランスを確保し、実用性を維持したとのことだから天晴れ。もちろん拡幅に合わせてテールランプ位置も変更済。

 内装は純正を極力活かし、世代ごとに当時の雰囲気を味わえるようにしているという。フロアマットはシートのブルーが際立つよう派手さを抑えつつ柄をオーダーメイドし、淵糸までこだわって製作したとのこと。

 ボディカラーはスーパーシルエットリスペクトで当然赤と黒。赤部分にラメを加えて現代的な魅力を引き出す工夫もしている。

マッチのマーチも日産・自動車大学校の学生たちが!

この3台に加えて、今回の日産ブースで展示される「マッチのマーチ」も学生たちの手で整備されたものだ
この3台に加えて、今回の日産ブースで展示される「マッチのマーチ」も学生たちの手で整備されたものだ

 3台とも学生たちによる力作だ。またこのほかにも、日産・自動車大学校の学生たちが整備した近藤真彦氏の「マッチのマーチ」も展示される。 

 東京オートサロンは2026年1月9日より開催。その他詳細については、オートサロン公式サイトおよび日産・自動車大学校公式ページにて。 

【画像ギャラリー】会場でぜひとも見たい学生のこだわり! 日産・自動車大学校カスタムカーは2026年も見所たくさん!(18枚)画像ギャラリー

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