2007年のデビュー以来、進化を続けてきたR35型GT-R。その集大成ともいえる最終仕様の純正サスペンションをキット化したのが、今回NISMOから登場したサスペンションバージョンアップキットだ。受注生産モデルとして用意され、GT-Rの完成形を手に入れたいオーナーに向けた注目の内容となっている。走りの味付けは2種類。GT-Rの歴史を締めくくる重要アイテムだ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:日産モータースポーツ&カスタマイズ
【画像ギャラリー】適合表をキットごとの画像はここからチェック!!(14枚)画像ギャラリー最終仕様の純正サスを体感できる2つのテイスト
今回発売されたキットは、「Premium Edition T-spec」と「NISMO」という2つのテイストを用意する。
前者はグランツーリスモとしての洗練を重視し、最新の高応答Gセンサーや緻密な減衰力制御により、コンフォートモードでの快適性や路面追従性を向上させている。より軽快でスムーズなハンドリングが特徴で、長距離走行でもGT-Rらしい余裕を味わえる仕様だ。
一方のNISMO仕様は、速さにこだわり続けてきたGT-R NISMOの最終バージョンを再現。最新サスペンション仕様によってトラクション性能を高め、よりリニアで応答性の高いステアリングフィールを実現している。サーキット走行を意識したセットアップが魅力である。
2007年から2022年まで対応、年式別に最適化
本キットは2007年の最初期モデルから2022年モデルまでのR35型GT-Rに対応。ただし、年式やグレードによってキット構成は異なり、モデルイヤーごとに最適な内容が設定されている点は要チェックだ。モデルによってはサスペンションリンク変更によるキャスター角や剛性のアップデートが含まれる場合もある。
価格はPremium Edition T-spec用が105万6000円から147万4000円、NISMO用が151万8000円から185万9000円。別途Gセンサー&ショックアブゾーバーコントロールユニット(24万5300円)が必要なモデルもある。
進化の歴史を走りで味わいたいGT-Rオーナーにとって、これ以上ない最終アップデートといえるだろう!
















コメント
コメントの使い方