ラグジュアリーな本格クロカンとして、不動の人気を誇るメルセデス・ベンツGクラス。そのハイパフォーマンスモデルである「メルセデスAMG G 63」に限定モデル 「ストロンガー ザン タイム エディション」 が登場。
1979年の誕生以来、クロカンとしての基本性能を頑固に守り続けながら、時代共に妥協なき進化を続けてきたGクラスの40周年を記念した特別仕様車だという。その特徴を紹介しよう。
文:大音安弘/写真:メルセデス・ベンツ日本
【画像ギャラリー】輝く白か艶消しの黒か!!メルセデスAMG G 63 ストロンガー ザン タイム エディション
Gクラス誕生40年を記念した特別仕様車
メルセデス・ベンツ日本は、2020年3月24日、大型クロカンである「Gクラス」に限定車「メルセデスAMG G 63 STRONGER THAN TIME Edition(ストロンガー ザン タイム エディション)」を導入し、同日より販売を開始した。
限定250台が用意され、全車左ハンドル仕様のみ。価格は、2450万円となる。
2018年に登場した新型Gクラスのキャッチコピー「 STRONGER THAN TIME 」を冠した特別仕様車は、Gクラス40周年を記念して設定されたもの。
本国では、クリーンディーゼル仕様の「G 400d」、ガソリン仕様「G 550」、そしてハイパフォーマンスモデル「G 63」の3グレードが展開されている。
今回、日本には、トップモデルとなる「メルセデスAMG G 63 ストロンガー ザン タイム エディション」が導入された。
色が異なる2タイプを導入
限定車は、ボディカラーの異なる2タイプを用意。標準仕様となるダイヤモンドホワイト(メタリックペイント)を150台。18万円追加となる有償色のマグノナイトブラック(マットペイント)を100台となる。
いずれのカラーも、通常、カスタムプログラム「デジーノ」でオーダーしなくてはならない特別な有償色だ。
エクステリアでの差別化として、サイドミラー、サイドストリップ、ブレーキキャリパーなどにシルバーシャドウのアクセントカラーを取り入れた。
この他にも、ボディ同色のスペアタイヤカバー、マットブラックとハイシーンを組み合わせたバイカラー仕様となる22インチのクロススポークデザインアルミホイールを特別装備することで、シックなスタイルに仕上げた。
より豪華となる特別色のインテリア
インテリアは、G 63でオプションとして用意される「AMGレザーエクスクルーシブパッケージ」と「AMGカーボンファイバーインテリアトリム」を標準化した贅沢なもの。
AMGレザーエクステリアパッケージは、ナッパレザーの内装に、細やかな細工のステッチを取り入れた専用デザイン仕上げとしたものだが、限定車では、オプションで選択できないチタニウムブレ―とブラックの組み合わせとなるのが大きな特徴だ。
さらに、限定車専用アイテムとして助手席側の限定モデル名入りのナッパレザーグラブハンドルが与えられる。
G 63の装備と性能はそのままに
基本性能と装備内容については、メルセデスAMG G 63に準ずる。その象徴が、メルセデスAMG 社製の4.0LV8ツインターボユニットだ。最高出力585ps/6000rpm、最大トルク850Nm/2500~3500rpmを発揮する。
言うまでもなく、9速AT、サスペンション、電子制御サスペンション、ブレーキシステムなどの各部に、AMGチューンが施され、スーパークロカンへと仕立てられている。
40周年の特別仕様車は、日本では限定導入となるだけに、ゲレンデファンには注目の1台となりそうだ。
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