スマートキーはポケットに入れたままでドアの開閉ができ、エンジンの始動も可能な優れた装備です。今やスマートキーはクルマに欠かせない装備となっています。しかし、従来の鍵でできていたことがスマートキーではできなくなったと感じる場面もあるでしょう。今回は、電池切れ時の対処法やメカニカルキーの活用法など、スマートキーの便利な裏技を紹介します。
文:佐々木 亘/画像:トヨタ
【画像ギャラリー】エンジン始動は指紋!? 人気過ぎて納車まで最長4年もかかる「ランクル300」をギャラリーでチェック(26枚)画像ギャラリー電池切れでも慌てる必要なし
ボタン電池で動作するスマートキーは、使い続けるといずれ電池が切れてしまいます。外出先で電池切れが起きて交換できない状況になると、もうクルマに乗り込むことができない、エンジンがかからないと思い込んでいる方も少なくありません。
しかし心配は無用です。電池が切れて電子キーとして機能しなくなっても、スマートキーでドアを開閉し、エンジンをかけることは可能なのです。
まずドアの開け方ですが、メーカーによって操作方法に若干の違いはあるものの、ほとんどのスマートキーには「メカニカルキー」と呼ばれる物理的な鍵が内蔵されています。スマートキー対応車でも、ドアノブに鍵穴が設置されているケースがほとんどです。電池切れの際は、このメカニカルキーを鍵穴に差し込んで回せば、従来の鍵と同様にドアを開けることができます。
次にエンジンのかけ方です。電池が切れたスマートキーを車内に持ち込んでも、車両側はキーの存在を認識できないため、通常の方法ではエンジンがかかりません。そこで、クルマに対してキーが車内にあることを認識させる必要があります。
方法は簡単です。スマートキーをエンジンスイッチに近づけるだけ。ほとんどのスマートキーにはICチップが内蔵されており、エンジンスイッチ付近のチップと通信することで、スマートキーを認識させることができます。
具体的には、ブレーキペダルを踏みながらスマートキーをエンジンスイッチに近づけ、音や光で反応があったら、エンジンスイッチを押すだけです。
キーの電池切れは意外と頻繁に遭遇する状況です。この方法を覚えておけば、電池切れでも焦らず対処できます。
エンジンをかけたままドアロックする方法
乗車前に車内を冷房や暖房で快適にしたい場面があります。しかし、エンジンスターター非搭載のクルマでは、スマートキーでエンジンをかけたままドアをロックすることができず、クルマから離れられない状況に陥ることも。これはエンジンが作動中は、スマートエントリーシステムの施錠機能が働かないためです。
この場合もメカニカルキーが活躍します。エンジンをかけたままドアを施錠することが可能で、スマートキー本体を車内に置いておく必要もありません。
手順は以下の通りです。エンジンをかけた状態で、スマートキーを持って車外へ出ます。そして、メカニカルキーを鍵穴に差し込んで回せば施錠完了です。注意点として、開錠する際もメカニカルキーを使用する必要があります。施錠時と同様、スマートエントリーシステムは使えない状態になるためです。
エンジンをかけたままエアコンを効かせてクルマを離れたいというシーンは、実は頻繁に発生します。従来の鍵を回してエンジンをかける時代には、スペアキーを携帯すれば簡単にできたことです。スマートキーでも、付属のメカニカルキーを活用すれば同じことが実現できます。
かなり実用的な技なので、こうした方法があることを覚えておくと便利です。
スマートキーは便利に使いこなしてこそ、その真価を発揮します。電池切れやメカニカルキーの活用法を知っておくことで、いかなる状況でもスマートに対応できるドライバーでありたいものです。
ただし、エンジンのかけっぱなしは、公道やみなし公道では道路交通法違反になること、地域によっては条例でアイドリング自体を禁止していること、さらには盗難の危険もあることは留意いただければと思います。
【画像ギャラリー】エンジン始動は指紋!? 人気過ぎて納車まで最長4年もかかる「ランクル300」をギャラリーでチェック(26枚)画像ギャラリー




























コメント
コメントの使い方