トランプ大統領のアメリカ車振興の流れを受けて、トヨタはカムリ、ハイランダー、タンドラという北米生産車の日本導入検討を発表した。中でもタンドラはアメリカの魂ともいえるフルサイズピックアップだけにおおいに魅力的だが、ちょっと待った! あの巨体って普通免許で乗れるのだろうか?
文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ自動車
【画像ギャラリー】日本にもやってくるタンドラの雄姿を見て! (27枚)画像ギャラリーショートベッドでも全長が5.9mもあるタンドラ
タンドラが日本に輸入されれば、ほぼ間違いなく車両区分は1ナンバーになる。1ナンバーは普通貨物自動車を意味し、全長12m以下、全幅2.5m以下、全高3.8m以下のトラックなどがこいつに当てはまる。三菱トライトンも1ナンバーだ
いっぽう日本の普通自動車免許を考えてみよう。普通自動車免許の枠で運転できる車両は時代を追うごとに小さく(軽く)なっていて、現在は定員10名以下、車両総重量3.5トン未満、最大積載量2トン未満という縛りがある(2017年3月12日以降に取得した普通免許の場合)。
さて、タンドラのサイズや車重を見てみよう。タンドラにはキャビンや荷台(ベッド)の長さで複数のタイプがあるのだが、短いモデルでも全長およそ5.9m、ロングベッドにいたってはおよそ6.4mという全長を誇る(さらに長い商用モデルも!)。
ほぼ2mという全幅も相まって、日本の住宅地やコンビニ駐車では相当の難儀が予想されるが、普通免許は車両サイズには縛られないのでひとまず置いておく。問題は重さだ。
重いグレードだと現在の普通免許規格をオーバーする!
タンドラの車両重量は軽いものだと約2..3トン、重いものだと約2.8トンになる。「普通免許の3.5トンより軽いじゃん」と思っちゃだめ。普通免許が定めているのはあくまで車両総重量で、1ナンバーでいうと「車両重量+乗車定員重量(1人55kgで計算)+最大積載量」を指すのだ!
その車両総重量をタンドラで計算してみよう。乗車定員は5名だから275kg、最大積載量は小さなもので約715kg、大きなものだと約880kgになる。
あとはこれらを足し算すればいい。一番軽い値を足し算すれば車両総重量は約3.3トンで済む。ところが重いグレードはそうはいかない。重い値をすべて足し算すると4トン近くなり、普通運転免許の枠をはみ出してしまう。これを運転するには準中型免許が必要になるのだ。
当然、この点はトヨタも理解しているとは思うが、日本導入にあたっては豪華なフル装備仕様の需要が高いと思われる。ひょっとしてひょっとすると「一部の人は準中型免許が必要」なんて事態が起きないとも限らない。
そもそも免許うんぬん以前に、タンドラ購入には前述したボディサイズや左ハンドル、1000万円級と予想される価格、120リットルも飲み込むガソリンタンクなどなど、クリアすべきハードルが数多い。それでも手に入れられる人が羨ましいが、ともかく正規輸入されたあの巨体を、日本の路上で見かける日もそう遠くないだろう。
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