ボルボのベストセラーSUV、XC60の実質的な後継モデルとして、完全電動化されたEX60がワールドデビューを果たした。EX40やEX90の流れを汲むクリーンでモダンなエクステリアに、扱いやすいミドルサイズのボディ、そしてクラスを変える電動性能を融合。次の10年を担う主力モデルとしての資質を備えたEX60の実力を解説しよう!
文:ベストカーWeb編集部/写真:ボルボ
【画像ギャラリー】ディーラー行った気分でEX60をたっぷり見てよ!(54枚)画像ギャラリー最新EVボルボのDNAを凝縮したエクステリアとボディサイズ
EX60のエクステリアは、EX40やEX90と共通する最新のEVデザイン言語を採用。無駄を削ぎ落としたクリーンな面構成とシャープなLEDシグネチャーにより、落ち着きと先進性を併せ持つモダンな印象を与える。低く構えたフロントフェイスとなだらかなルーフラインは空力性能を意識した造形で、Cd値は0.26を達成している。
ボディサイズは全長4803mm、全幅1899mm、全高1639mm、ホイールベース2970mm。EX90より一回りコンパクトなミドルサイズSUVで、日本の道路環境にも適したバランスだ。EV専用設計によるフラットフロアの恩恵で、後席レッグルームは95.1cmを確保し、居住性も高い水準にある。
実用性を重視した室内空間と積載性能
EX60はファミリーユースを強く意識したパッケージングが光る。ラゲッジ容量は通常時で634L、後席格納時には最大1647Lに達し、アウトドアギアや大型荷物も余裕で飲み込む。加えてフロントには最大85Lのフランクを備え、充電ケーブルや小物の収納にも便利だ。
ボディサイズ以上に広く感じさせる室内空間は、日常使いからロングドライブまで幅広いシーンで活躍する。単なる電動SUVではなく、生活に寄り添う実用車としての完成度も非常に高い。
航続距離とバッテリー容量で選べる3つのパワートレーン
EX60は3種類のパワートレーンを用意し、ユーザーの使い方に応じた選択が可能だ。もっとも廉価な後輪駆動のP6 Electricは、バッテリー総容量83kWhを搭載し、WLTPモードでの航続距離は最大620km。実用性と効率を重視した仕様となる。
中核グレードのP10 AWD Electricは、総容量95kWhのバッテリーを搭載。前後モーターによるAWD化で走行安定性を高めつつ、航続距離は最大660kmを確保する。
最上位のP12 AWD Electricは、総容量117kWhの大容量バッテリーを搭載し、航続距離は最大810km。400kW級の急速充電器を使用すれば、10分で最大340km分の走行距離を回復できるというが、日本にはまだ400kW級の急速充電環境が存在しないので、これはあくまで近未来の話。ともかくEVに対する充電不安を大きく払拭することは確かだ。
ボルボ初のGemini搭載車。購入後のアップデートも楽しみ
EX60はHuginCoreを中核とする次世代コンピューティングを採用し、ボルボ史上もっとも知能化された1台となる。各種センサーが常に周囲環境を把握し、クルマ自身が考え、判断し、行動する。
さらにGoogleのAIアシスタント「Gemini」を初搭載し、自然な会話による操作を実現。安全面では世界初のマルチアダプティブセーフティベルトをはじめ、ボルボ・カー・セーフティ・スタンダードの最新技術を惜しみなく投入している。OTAアップデートにより、購入後も進化し続ける点も大きな魅力だ。
EX60は単なるXC60の後継ではない。電動化時代におけるボルボの中核を担い、次の10年を見据えた基準を示す本命SUVといえよう。
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