気象予報では、近畿や北陸を中心に1月29日から雪が強まる可能性が指摘されています。平地でも気温が冷え込む状況が続き、東京でも雪の兆しが囁かれるこの時期、路面とタイヤの関係が再び注目されています。冬の運転で本当に安全といえる選択とは何でしょうか。
文:ベストカーWeb編集部/画像:ベストカーWeb編集部、Adobestock(トビラ写真:Dmitry@Adobe Stock)
【画像ギャラリー】関西・北陸で大雪の可能性! 東京でも降るかも? 冬道で安全に走るための視点!(4枚)画像ギャラリー雪予報が示す「いつもの冬」のリスク
日本列島の冬は、毎年各地で雪の影響が出ています。特に近畿・北陸地方では1月29日から大雪になる恐れがあり、主要道路や高速での交通影響リスクが高まっています。
東京でも降雪の可能性はゼロではなく、降らなかったとしても気温低下による路面凍結や降雪後のアイスバーンのリスクも無視できません。気象の変化を見た目で判断する傾向は命取りで、見た感じで雪がなくても路面状況は滑りやすくなっている可能性もあります。雪国の常識は、都市部で必ずしも共有されませんが、路面凍結はいつだって気を付ける必要のある対象です。
「雪が少ない」と感じても、気温が0度付近まで下がる夜間や朝方では路面凍結が発生しやすく、スタッドレスタイヤや冬用装備がないノーマルタイヤ車は「滑る・止まらない」という致命的な状況に陥りかねません。まさに冬の路面は、タイヤ性能が左右しています。
スタッドレスタイヤの役割と限界
もちろんスタッドレスタイヤは雪や氷上でのグリップを高めるための設計を持っていますが、万能ではありません。装着しただけで安全が保証されるわけではなく、走行速度やアクセル操作、ブレーキのタイミングなどの基本技術も重要です。
例えば軽い雪道であっても、急な進路変更やスピードの乗った場面では、スタッドレスでもコントロールを失うリスクがあります。また急勾配やカーブでは、止まれない・曲がれない瞬間が生まれやすいのが冬道です。
こうした性能限界を理解せずに運転を続けることは、スタッドレス装着であっても重大な事故につながる可能性があります。
【画像ギャラリー】関西・北陸で大雪の可能性! 東京でも降るかも? 冬道で安全に走るための視点!(4枚)画像ギャラリーノーマルタイヤ走行の法令と社会的な意味
また、雪や路面凍結が予想される場合、ノーマルタイヤで走行することは各地の道路交通法や公安委員会の規則で禁止されています。違反した場合、反則金や違反点数対象にもなり得ます。
違反としてのペナルティだけでなく、立ち往生や事故によって後続車や除雪車両、地域の物流・救急活動にまで影響を与えかねません。
2026年明けの山陽自動車道における立ち往生はノーマルタイヤ装着車によって引き起こされたことは記憶に新しいと思われますが、自らの判断が他者の移動を阻害する危険性があることから、冬のドライブでタイヤは軽視できない存在です。
「走らない」という判断も含めて

もちろん雪や凍結が予想される日の朝は、クルマを出すこと自体を再考する必要もあります。たとえ、冬用タイヤを装着していたとしても、そもそもで雪道や凍結した路面での運転に慣れていない方は、クルマの使用を控えるといった選択肢を採ることも推奨されます。
徒歩や公共交通機関の利用、移動自体を控えるなどの選択は、決してマイナスなものではありません。むしろ「大丈夫だろう」といった過信や無茶が、取り返しのつかない結果を招くことも十分あります。
速度管理、車間距離の確保、アクセルやブレーキの操作方法など、運転者の判断と技術が安全を左右します。そして、その日の路面状況や自らの経験値を冷静に見極めることも、事故を回避する最大の鍵であり、なにより「プロ」や「ベテラン」の証だと言えます。
近頃報道されがちな、降雪予報を機に、冬真っただ中に入ったイマこそ、装備と自身の判断の両方を入念にチェックしましょう。装備だけでなく、その日の天候と路面状況を把握し、自らの技量・経験と照らし合わせて決断することが、冬道における最大の安全策なのです。
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