2025年10月の世界初公開以降、高い注目を集めているトヨタの「ランドクルーザーFJ」。ランクル300や250とは異なる立ち位置で、大きすぎないサイズ感やクラシカルな雰囲気をまとったランクルFJですが、魅力はそれだけではありません。なぜランクルFJはこれほど期待されているのか。その理由を整理してみましょう。
文:吉川賢一/写真:TOYOTA
【画像ギャラリー】爆売れ必至2026年最注目新型車!! トヨタ「ランドクルーザーFJ」(19枚)画像ギャラリーランクルらしい姿を持ちながら、もっとも日常使いに適しているのが魅力
ランクルFJの最大の魅力は、しっかりとした全高を維持することで「ランクルらしい姿」を保ちながら、全長と全幅を抑えたところでしょう。ランクルFJのボディサイズは、全長4,575mm×全幅1,855mm×全高1,960mm、ホイールベース2,580mm(いずれもプロトタイプ値)と、ランクル250(4,925×1,980~1,940×1,925~1,935、ホイールベース2,850)やランクル300(4,950~4,985×1,980もしくは1,990×1,925、ホイールベース2,850)と比較して、全長や全幅はコンパクトですが、全高は約1,960mmと高めの設定。
これによって、見晴らしのよさやSUVらしい存在感はしっかり確保しながら、全長4.5m台、全幅2m未満という日本の道路環境に適した扱いやすさも両立しています。見た目の迫力と現実的なサイズ感がうまくバランスされている点は、ランクルFJの大きな魅力です。
もちろん、角張ったボディや立ちあがったフロントウィンドウ、ワイルドなフロントマスクなど、いかにも「ランクルらしい」無骨な雰囲気を前面に押し出たデザインも魅力的。往年のランドクルーザーを思わせるこのルックスに惹かれている人は少なくないはずです。
高い耐久性や走破性を追求するのではなく、実用性と合理性を重視
ランクルFJはまた、そのプラットフォームも特徴的です。ランクルFJが採用するのは、世界各国の使用環境や経済事情に合わせて「壊れにくく、安く、使いやすい」クルマを供給することを目的に開発されてきたアーキテクチャであるIMV(Innovative International Multipurpose Vehicle)プラットフォームです。
ランクル300や250が採用するラダーフレーム構造の専用アーキテクチャGA-Fプラットフォームとは異なるものであり、GA-Fが最新技術を惜しみなく投入し、高い耐久性や走破性を追求するのに対し、IMVは実用性と合理性を重視した設計。これによってランクルFJは、未舗装路やアウトドアといったシーンにも無理なく対応できる下地を持ちながら、ランクルシリーズとしては比較的手が届きやすい価格設定となることが期待できるのです。
直列4気筒2.7Lガソリンエンジンに6速AT、パートタイム4WDというパワートレインも、過度な高性能を狙ったものではなく、扱いやすさと信頼性を重視した構成です。






















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