2026年1月に開催された東京オートサロン2026。屋外イベント会場に集まった自動車ファンの視線が集まるなか、前年12月に公開されたばかりのトヨタ GR GTとGR GT3がデモランを実施。新年の挨拶とばかりに野獣の咆哮を響かせた!!
※本稿は2026年1月のものです
文:ベストカー編集部/写真:池之平昌信
初出:『ベストカー』2026年2月26日号
展示だけでなく実走も目撃!
幕張メッセの北ホールで大々的にブースを展開したトヨタ。隣にはグループのダイハツブースが展開し、トヨタとのコラボ企画も含め、魅力的な車両を出展した。さらに北ホールには豊田自動織機やTCDアジアなどのトヨタグループ、関連企業のブースも展開し、日本国内での販売が間近のクルマなども展示。
本体のトヨタブースではオートサロンらしく、モータースポーツを軸としたGRモデルのラインナップ拡大が見どころとなった。もちろん最大の注目車は2025年12月にワールドプレミアしたばかりのGR GT。レーシング仕様のGR GT3と併せて間近で見ることができた。
“グオォォォ”
静かではあるが、低音で迫力のあるアイドリングはまさにV8エンジンの鼓動。
トヨタが2025年12月5日にワールドプレミアしたスーパースポーツ「GR GT」が、2026年1月10日、東京オートサロンの場で、早くもそのパフォーマンスの一端を披露した。
“シュババババ!”
ウォームアップが終わると、後輪からスモークを巻き上げながら鋭い加速を見せる。狭いスペースのため、一瞬でアクセルオフを強いられるのだが、“ババン、バラバラバラバラ!”とバブリング音が発生。そのパフォーマンスをアピールする咆哮のようにも聞こえる。
搭載されるエンジンは新開発された3998ccのV8ツインターボ。リアアクスル上に配置されたトランスアクスルにはモーターが組み合わされた8速AT。システム出力は650ps以上、システムトルクは86.7kgm以上と公表されている。
アクセルひと踏みでリアタイヤは簡単に空転し、タイヤからは盛大にスモークが巻き上がるが、パワーレスポンスはダイレクトでコントロールしやすそうな動きだ。
GR GT、そしてGT3。トヨタの本気のアピールだ!
トヨタの本気が伝わる「すべてが新開発」
GR GTはゼロからの開発だった。その原動力は、ニュルでのテスト走行で欧州メーカーのスーパースポーツに道を譲る悔しさからだったという。
エンジンはV8、3998ccツインターボをフロントミドに低く搭載。低重心化にこだわり、ドライサンプを採用した。
8速ATのトランスミッションはリアアクスル上に配置し、最前端にモーターを内蔵する。カットモデルを見ると、リアオーバーハングまでトランスアクスルケースは伸び、ギアで前方に折り返してデフに繋がる構造であることがわかる。
ホイールベースは2725mmで、前後重量配分は45対55。ドライバーの膝がほぼホイールベースの中心に位置し、全長の3分の2ほどの位置にドライバーの顔がくる。これらは高速域での操縦性を重視した結果だ。
車体骨格はトヨタとしては初めてのオールアルミモノコックを採用した。剛性と軽量化、さらに公道を走る市販車としての衝突安全性などの総合バランスから、カーボン(CFRP)ではなく、アルミ骨格が最適と判断されたのだ。中空キャスト材を中心に骨格を構成し、アルミ押し出し材を組み合わせている。
レースで勝つことを目標にGT3マシンと同時開発されたロードゴーイングマシン。デビューは2027年と言われている。価格は3000万円級か?
【画像ギャラリー】東京オートサロン2026にトヨタからの特別なお年玉!! トヨタ GR GT&GR GT3が展示&デモラン!!(20枚)画像ギャラリー






















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