スタッドレス脱いだ瞬間が分かれ道!! 春の走りを決めるタイヤ交換後にすべきこと

スタッドレス脱いだ瞬間が分かれ道!! 春の走りを決めるタイヤ交換後にすべきこと

 新品タイヤをネット購入し、自身で交換する人は増えている。そこで新たなチャレンジに挑む人には「やりがちな失敗例」を、今までどおりディーラーや専門店でタイヤ交換する人には「交換後にやるべきこと」を解説。

文:山口卓也/写真:写真AC

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自身で作業する場合は、正しい手順を知り、必要な工具を揃えてから

脱いだ瞬間が分かれ道!! 春の走りを決めるタイヤ交換後にすべきこと3つ
タイヤ交換はDIYでも可能だが難易度は高め。手順や工具を誤れば脱輪や車両損傷につながる危険もある

 自身でのタイヤ交換は、ワイパーゴム交換やウォッシャー液補充などと比べると、愛車のDIY項目としてはけっこう高いレベルにあると言える。

 ある調査では、積雪地に住むユーザーは比較的自身でタイヤ交換を行う割合が高いが、それでもタイヤ交換を自身で行う人は全国で2割以下と言われている。

 まず、整備士免許のない人が自身で愛車のタイヤ交換を行うことは法律的に何ら問題なく、むしろクルマの使用者には点検と整備の義務がある。

 しかし、正しい作業手順や正しい工具の使い方を知らずに行うと脱輪から大事故につながりかねない作業、大事故につながらなくとも愛車を壊してしまう可能性が大いにある作業であることはしっかりと頭に入れておいてほしい。

自身でタイヤ交換をした際のよくある失敗

脱いだ瞬間が分かれ道!! 春の走りを決めるタイヤ交換後にすべきこと3つ
ジャッキは指定のポイントに正しく掛けること。誤った位置での作業は車体損傷や事故の原因になる

 タイヤ交換の作業手順や必要な工具などはネット動画などで観ることができ、おおまかな作業手順を間違えることはほぼないだろう。しかし、要所要所で押さえておくべきポイントがあり、それらを押さえていないと失敗する可能性大!

●ジャッキアップ位置の間違い

 タイヤ交換時はジャッキをジャッキアップポイントに正しく当ててクルマを持ち上げる必要があるが、正しい位置(愛車の取り扱い説明書に記載)にジャッキを当てていなかったために愛車を破損させたり、交換作業中にジャッキが外れて事故につながることは意外と多い。

 また、こういった万が一に備えて、ウマ(リジッドラック。ジャッキアップ時にその高さを保持しておくための支持台)の用意、外したタイヤは即クルマの下に置くなどしてクルマが地面に接地しない、自身が挟まれない予防策をとることは必須。

●タイヤの取り外しができない

 100〜120N・m(10~12kgf・m、普通車の場合)という高いトルクで締められているホイールナットは、日常整備で使うハンドツールでは緩めることができない場合が多い。

 また、ノーマルの鉄ホイールとハブが錆によって固着し、ホイールナットを緩めても外れない場合もある。

 さらに、前回自身で組み付けをした場合に正しいトルクで締め付けておらず、工具に足をかけるなどして過トルクで締め付けた場合にも起こりうる。

●ホイールとナットの間違えた組み合わせ

 タイヤ交換を何度も行っている人でさえ間違えてしまうことがあるホイールとナットの組み合わせ。

 ホイールとナットの座面形状(ホイールとナットが接触する部分)には60°テーパー座、球面座、平面座などがあり、自身の取り付けるホイールと合ったナットか? は必ず確認。違う組み合わせでは、脱輪やナット&ボルトのネジ山の損傷を引き起こす可能性大。

 また、ハブボルトのネジにはピッチ(ネジ山間のサイズ)の違うものがあり、P1.25やP1.5と表記される。

 ハブボルトとホイールナットを間違ったピッチの組み合わせで無理やり締め込むと、ハブボルトやホイールナットの損傷はもちろん、場合によっては緩めることも締めることもできなくなるので要注意!

●取り付け位置の間違い

 タイヤには「方向性タイヤ」と呼ばれる、タイヤの回転方向が決まっているものもある。回転方向が逆のまま組み付けてしまうと、本来持っているグリップ力や排水性能を発揮できない。

●ホイールナットやハブボルトを損傷

 ホイールナットを締める場合、最初に手で締められるところまで締め、その後に工具を使うのが正しい使い方だが、最初から工具(特に電動工具など)を使うとハブボルトに斜めにホイールナットが掛かったまま締め込んでしまい、双方のネジ山を損傷させてしまうことが起こりやすい。

 また、前述した座面形状が違うホイールナットとハブの組み合わせやネジピッチ違いの組み合わせを無理やり行った場合も損傷が起こりやすい。

●ハブボルトの長さが足りないorホイールナットの深さが浅い

 ホイール取り付け部の厚みやスペーサーを使用している場合、ハブボルトの長さが足りないことがある。ホイールナットとハブボルトのネジ山の噛み込み量は最低10mm以上確保しないと、確実な固定はできない。

 また、ハブボルトに対してホイールナット(袋ナットの場合)の深さが浅い場合は、ボルト先端がホイールナット底部に底付きしてホイールを確実に固定できない。無理やり締め込むとホイールナットが破損する。

 ……と、このようにDIYによるタイヤ交換は失敗への落とし穴が意外と多いことも知っておきたいもの。

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