東南アジアなどで販売されていたピックアップトラック、三菱 トライトンが日本導入されたのが2024年のこと。予想を上回る人気に、各社のピックアップトラックをめぐる動きが慌ただしいが、維持費などの諸経費はどうなるのだろうか!?
※本稿は2026年3月のものです
文:桃田健史/写真:トヨタ、三菱、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年4月10日号
ピックアップトラックにかかる諸費用を乗用車と比較
ピックアップトラックは1ナンバー車となり、基本的な維持費は乗用車の3ナンバー車や5ナンバー車とは条件が違う。
自動車は種別によって分類番号がある。普通車では貨物自動車が1ナンバー、乗り合い自動車・2ナンバー、乗用自動車・3ナンバーとなり、小型では貨物自動車・4ナンバー・6ナンバー、乗用車・5ナンバー・7ナンバー。
またキャンピングカーなど特種用途自動車・8ナンバー、大型特殊自動車・9ナンバーとなる。
ピックアップトラックは、その名のとおりトラックなので貨物自動車に属する。だが、そもそも貨物自動車であるトラックを乗用化するという発想が日本にはない。こうした分類番号によって、税金に差がある。
クルマの税金には、クルマそのものにかかる「車体課税」と、使用する燃料にかかる「燃料課税」がある。車体課税については、自動車税(都道府県税)は「環境性能割」と「種別割」という内訳だ。
なお、環境性能割については、政府が2026年2月20日に改正地方税法案を閣議決定しており、仮に2026年度予算案が本年度内に成立すれば、環境性能割は来年度から恒久的に廃止される。
「種別割」については年に1回課税され、トライトンの場合は1万6000円。3ナンバー車では総排気量によって税額が決まり、トライトンと同じ2.4Lエンジン車の場合は4万3500円と1ナンバー車と比べてかなり割高だ。
税金とか保険とかどうなのよ!?
次に、自動車重量税は1万2300円なので乗用車との差は少ない。
ただし、自動車の税金の仕組みは近年中に大きく変わる。与党税制調査会は自動車税(軽自動車税)と自動車重量税を融合した「新税」の方向性を2026年中にまとめる。その結果によって、1ナンバー車の税額が変わる可能性があることを付け加えておく。
自賠責保険は、1ナンバー車(最大積載量2トン以下)が1万6900円で3ナンバー車より安いが、任意保険は高い傾向にある。
また、1ナンバー車は車検が初回2年、以降は1年毎となるので車検費用はかさむ。
高速料金はどうか。ネクスコ中日本によれば、高速道路料金は「車種区分」によって違いがある。
車種区分は、
「軽自動車等」(4ナンバーと5ナンバーの軽自動車、側車付きを含む二輪自動車)
「小型車」(4ナンバーの小型貨物自動車、3ナンバー・5ナンバー・7ナンバーの普通乗用自動車、けん引軽自動車などのトレーラ)
そして、ピックアップトラックなど、車両総重量が8トンン未満かつ最大積載量5トン未満で3車軸以下の1ナンバー車を含む「中型車」
さらにサイズの大きな1ナンバー車やマイクロバス等の「大型車」と、さらに大きな「特大車」に分類されている。
例えば、東名高速道路の東京ICから御殿場ICまで、83.7kmの基本料金で比較すると、小型車の2620円に対して、中型車は3110円と約1.2倍だ。
燃費は、トライトンとハイラックスはディーゼルエンジンなので燃費性能はそこそこいい。
ここまでの話をまとめると、2年ごとにかかる自動車税+車検の法定費用(自動車重量税+自賠責保険)を比較すると、3ナンバー車(車重2.5t以下)で10万2150円、ピックアップトラックは7万4400円となり、ピックアップトラックのほうが2万7750円安い計算になる。
ただし、高速代や任意保険料が割高になることを考慮すると、ほぼ同じくらいの維持費になると考えられる。
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