ダイハツ タフトは、軽SUVの定番であるスズキ ハスラーと並べて語られることが多い1台だ。だが両車は似ているようで、実は狙っている使い方がかなり違う。タフトは前席の開放感と荷室の使い勝手を前面に出した個性派であり、その明快さが支持につながっている。では何が“刺さる理由”なのか。細かくチェックしてみよう!
文・写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】軽なのに前席が主役!? この開放感クセになるぞ!! ダイハツ・タフトのスカイフィールトップの魅力(24枚)画像ギャラリータフトが売れる最大の理由は“前席の楽しさ”にある
タフト最大の個性は、ダイハツ自身が掲げる「バックパックスタイル」にある。前席を“気分がアガるクルースペース”、後席を“遊びを楽しむフレキシブルスペース”として設計しているのが特徴だ。つまり家族全員の快適性を均等に追うというより、運転する人と助手席の楽しさを強く打ち出したクルマだ。この割り切りのよさが、ほかの軽SUVにはない魅力になっている。
その象徴が、後席手前まで広がる「スカイフィールトップ」だ。頭上の視界が広く、景色まで楽しめるこの装備は、タフトの開放感を決定づける大きな武器だ。軽自動車はボディサイズに制約があるぶん、室内の広さをどう感じさせるかが重要になるが、タフトは頭上方向の抜け感で強い印象を作っている。
さらに、運転席まわりの見せ方も巧みだ。インパネは機能を整理しながらタフな雰囲気を演出し、日常の移動でも道具感をしっかり感じさせる仕立てだ。単なる“かわいい軽SUV”ではなく、毎日乗るたびに気分が上がることがタフトの持ち味だろう。
価格面の魅力も大きい。メーカー希望小売価格は141万9000円からで、Gは160万6000円から、Gターボは168万8500円からと、ハスラーとくらべて若干安い。個性的なデザイン、開放感の強い装備、SUVらしい世界観を備えながら、この価格帯に収まっている点は大きな強みだ。軽SUVを検討する人にとって、見た目と実用性のバランスがよく、選びやすい存在になっている。
ハスラーとの違いは“後席重視”か“道具感重視”かだ
タフトとハスラーは比較されやすいが、性格はかなり違う。ハスラーは日常の使いやすさや後席の快適性を重視した仕立てが目立つ。一方でタフトは、前席の開放感と荷室の使い勝手を前面に押し出したモデルだ。似たカテゴリーに見えても、刺さる相手は同じではない。
タフトの荷室は、その違いがよく表れている部分だ。後席を倒した完全フラットスタイルに加え、下段スタイル、立てかけスタイルと使い分けができ、高さのある荷物にも対応しやすい。2WDではフレキシブルボードが標準状態より140mm下がる下段スタイル、さらに165mm下がる立てかけスタイルも用意されている。
しかもシートバックボードやフレキシブルボード表面は汚れにくく、拭き取りやすい仕上げだ。アウトドアやレジャー、積載用途を意識したクルマとしての説得力がある。
対するハスラーは、後席の使い勝手や日常装備の充実で強みを見せるモデルだ。つまり、家族や同乗者の快適性を優先するならハスラー、運転席まわりの高揚感や荷室の自由度、道具としての使いやすさを重視するならタフトという構図だ。
タフトが売れる理由は、このキャラクターが非常にわかりやすいからといえる。誰にでも無難に合う万能型ではないが、前席の楽しさ、頭上の開放感、荷物を積んで遊びに出かけたくなる実用性がほしい人には強く刺さる。軽SUVに見た目だけではなく、使い方まで含めた個性を求める人にとって、タフトは今も十分に魅力的な1台だ。
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