レベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスの実現を目指すT2は、このほど物流事業者として国内で初めて、高速道路の無人運転と一般道での有人運転を切り替える拠点として「トランスゲート」を神奈川と神戸に設置した。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/T2
【画像ギャラリー】無人/有人運転の切替拠点「トランスゲート」の詳細をギャラリーで見る(8枚)画像ギャラリー輸送オペレーションの構築を本格化させるT2
T2は、2027年度にレベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスの実現を目指しており、2025年より、レベル2自動運転トラックによる商用運行を国内で初めて事業化。現在、関東〜関西を結ぶ高速道路で商用運行を行なっており、ユーザーは11社まで拡大している。
いっぽう、「レベル4」の社会実装が目前に迫り、T2では車両開発とともに自動運転トラックを用いた輸送オペレーションの構築を本格化させる。
今回はその一環で無人/有人運転の切替拠点として、神奈川県綾瀬市の東名高速道路・綾瀬スマートIC近くに「トランスゲート綾瀬」と、兵庫県神戸市の山陽自動車道・神戸西IC近くの「トランスゲート神戸西」をそれぞれ設置した。
自動運転化レベル4は、限定領域において無人運転を可能にする技術であり、幹線輸送においては高速道路区間が限定領域として設定される。
このため実際の輸送オペレーションでは高速道路における無人運転と、インターチェンジと顧客の物流拠点までを結ぶ一般道における有人運転を切り替える必要があり、ドライバーがトラックに乗り降りする切替拠点が必要となっていた。
トランスゲートの詳細
トランスゲート綾瀬は、東名高速道路を挟んだ2カ所のスペースで構成しており、関西への出発および関西からの到着にそれぞれ対応。両スペースをあわせて一度に最大6台のトラックを受け入れることが可能で、ドライバーが待機するためのトレーラハウスも設置している。
いっぽう、トランスゲート神戸西は発着を1カ所のスペースに完結させ、最大7台のトラックを受け入れられる設計としている。
なお、今回のトランスゲート綾瀬の完成を受けて、2026年4月22日には、レベル4を見据えて活動する「自動運転トラック輸送実現会議〜L4 Truck Operation Conference〜」の参画企業15社および綾瀬市の担当者が現地を訪問。
自動運転トラックの無人/有人運転の切り替えなど、自動運転トラック輸送実現会議の本会議内で議論を進めてきたトランスゲートにおける一連のオペレーション手順の確認も行なった。
T2では2026年3月に綾瀬スマートICと神戸西ICの間を結ぶおよそ500kmの高速道路の本線を自動運転トラックで走行し、国内で初めて、ドライバーによる一時的なハンドル操作を一度も発生させず自動運転のまま完走を成功させた。
今後、「レベル4」に向けて自動運転区間を本線から拡げ、道幅が狭く難易度が高いとされる料金所の通過や、料金所とトランスゲートを結ぶ一般道の走行までを可能にする技術開発も輸送オペレーションの構築とあわせて本格化させていくとしている。
【画像ギャラリー】無人/有人運転の切替拠点「トランスゲート」の詳細をギャラリーで見る(8枚)画像ギャラリー













