燃費をよくしたいけど車内冷え冷えと両立させたい! 温度設定は25℃が一番いい!? エアコンの使い方の最適解とは

燃費をよくしたいけど車内冷え冷えと両立させたい! 温度設定は25℃が一番いい!? エアコンの使い方の最適解とは

 レギュラーガソリンの全国平均小売価格は169.7円と3週連続の値上がりで、今後も先が見えない状況だ。となると、いかにエアコンの温度調整をして燃費悪化を最小限に抑えるか、最適解がどこにあるのか? あなたは車内冷え冷えをとるか、少し我慢して燃費アップを取るか?

文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobe Stock(トビラ写真=alones@Adobe Stock)

エアコンを効かせつつ燃費を抑えるには

運転席側のドアを開けて、助手席側のドアを開けたり閉めたりを繰り返す熱気を外に出す。ベストカー本誌のテストでは2分間で54度あった車内温度が45度まで下がった
運転席側のドアを開けて、助手席側のドアを開けたり閉めたりを繰り返す熱気を外に出す。ベストカー本誌のテストでは2分間で54度あった車内温度が45度まで下がった

 まず理解しておきたいのは、クルマのエアコンは燃費に確実に影響するということだ。特にガソリン車では、エアコンのコンプレッサーをエンジンで回しているため、冷房を強く使えばそのぶん燃料消費が増える。

 JAFが行ったテストでは、真夏にエアコンを使用すると燃費は約10〜20%程度悪化するケースもあるという。渋滞や市街地走行では影響がさらに大きくなる傾向だ。

 しかし、だからといって冷房を我慢するのはお薦めできない。車内温度は炎天下だと短時間で70℃近くまで上昇することもあり、熱中症リスクは非常に高い。大事なのは「効率よく冷やす」ことなのである。

 もっとも効果的なのは、乗車直後の熱気をできるだけ早く逃がすことだ。ドアや窓を数十秒開けて熱気を排出し、その後にエアコンを作動させるだけでも冷却効率はかなり変わる。ベストカー本誌のテストでは2分間で54度あった車内温度が45度まで下がった。

 JAFが2016年に埼玉県で実施した調査によれば、5回開け閉めするだけで55度の車内温度が47.5度まで低下した。ヒンヤリするには程遠いがエアコンの吸気温度を下げられるため、冷却効率アップには有効といえそうだ。

 車内に乗り込んだら窓はすべて全開にし、エアコンは外気導入のLo(最低温度)、風量最大に設定しよう。注意したいのは、ここの状態で停車しているよりも、さっさと走り出したほうが圧倒的に早く冷えるということだ。

 JAFの調査で車内が30度まで下がる所要時間を見てみると、走り出した場合がおよそ1分30秒なのに対し、停車したままの状態(エアコンON/外気導入/窓締め切り)ではおよそ9分かかっている。走り出して走行風を入れることがいかに重要か分かる結果だ。

 また、風量をケチりすぎないのもポイントだ。「弱風でじっくり冷やしたほうが燃費によさそう」と思いがちだが、実際には車内が冷えるまでコンプレッサーが長時間フル稼働しやすくなる。最初は強めの風量で一気に冷やし、安定したら風量を落とすほうが効率的なのである。

 ちなみにサンシェードは効果があるのか? JAFの比較テスト(外気温35℃、4時間日なた駐車)によると、サンシェード装着車はダッシュボード温度が74℃→52℃(22℃低下)。

 しかし車内全体の平均温度は52℃→50℃と、わずか2℃低下にとどまっている。つまりサンシェードの設置は、ダッシュボード温度の低下には役に立ったものの、車内全体の温度低下効果はほとんどない。

暑い季節に屋外駐車場で使用している車を多数見かけるサンシェード。その効果のほどは……?(xiaosan@Adobe Stock)
暑い季節に屋外駐車場で使用している車を多数見かけるサンシェード。その効果のほどは……?(xiaosan@Adobe Stock)

内気循環と外気循環を使い分ける

車内が冷えたら内気循環が基本。ただし眠気防止のために定期的な換気を(umaruchan4678@Adobe Stock)
車内が冷えたら内気循環が基本。ただし眠気防止のために定期的な換気を(umaruchan4678@Adobe Stock)

 これからの季節、エアコン効率で重要なのが「内気循環」と「外気循環」の使い分けだ。

 内気循環は、車内の空気を循環させながら冷やす方式である。一度冷えた空気を再利用するため、冷房効率は非常に高い。猛暑日や渋滞時、高速道路でしっかり冷やしたい場面では基本的に内気循環が有利だ。

 JAFでも、真夏の冷房時は内気循環のほうが早く車内温度を下げられるとしている。ただし、ずっと内気循環だけを使い続けるのも問題がある。車内に湿気や二酸化炭素がこもりやすく、窓ガラスが曇ったり、眠気につながったりすることがあるからだ。

 そこで有効なのが「最初は外気導入、その後は内気循環」という使い分けである。乗車直後は車内の熱気を逃がすため外気循環を活用し、車内温度が下がったら内気循環へ切り替える。この流れがもっとも効率的といわれる。

 一方で高速巡航時や夜間など、外気温が比較的低い場面では外気循環のほうが快適なケースもある。最近のクルマはオートエアコンが非常に優秀で、自動的に内外気を切り替えるモデルも増えている。

 つまり、昔のように「絶対に内気循環固定」という考え方ではなく、状況に応じて柔軟に使うのが現代流というわけだ。

次ページは : オートエアコンの設定温度は25℃が最適解なのか?

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