スズキ ソリオは2025年1月の商品改良でスイフトと同じZ12E型エンジンを搭載し、WLTCモード燃費(2WD)が22.0km/Lと旧型から大きく向上した。しかし日常の街乗りでカタログ値通りの数値が出るわけではない。WLTCモードの内訳と実オーナーの声をもとに、現実的な燃費の実力を検証してみた!
文:ベストカーWeb編集部/写真:スズキ
【画像ギャラリー】実際買うならワントーンとツートンで悩むなぁ!! スズキ ソリオとソリオバンディットの違いもギャラリーチェックだ!(22枚)画像ギャラリーWLTCカタログ燃費22.0km/L、街乗り専用モードでは?
2025年1月に商品改良を受けたスズキ ソリオ(3型)は、新型スイフトと共通のZ12E型エンジン(直列3気筒1.2L)とマイルドハイブリッドシステムを全グレードに採用した。WLTCモード燃費は2WD車で22.0km/L、4WD車で20.7km/Lと公表されており、旧型(2型マイルドハイブリッド)の19.6km/Lから2.4km/L改善している。
ただし、WLTCモードの燃費は市街地・郊外・高速道路という3つのモードを走行時間配分で組み合わせた総合値だ。街乗りメインで使う購入検討者にとって参考になるのは、市街地モード単体の数値。
スズキが公表する現行型のWLTCモード内訳は市街地が19.3km/L、郊外が22.6km/L、高速道路が23.0km/L(いずれも2WD)。総合22.0km/Lという数値は高速走行での好燃費に引き上げられた面もあり、通勤や買い物など主に街なかで使うなら、市街地モードの19.3km/Lを現実的な目安として見ておくのが妥当だ。
もっとも、市街地モードの試験はエアコンの使用を加味していない。夏場や冬場などの空調フル稼働時には燃費がさらに落ちる。エアコンをONにするだけで燃費が1割前後低下するのは、ソリオに限らず多くのクルマに共通する傾向だ。
また、スーパーへのちょっとした買い物など短距離の「ちょい乗り」はエンジンが十分に暖機されないまま走行が終わるため、燃費には特に不利な条件となる。
実オーナーはどのくらい走っているか
現行3型は2025年1月発売と比較的新しく、実燃費データはまだ積み上がりの途上だ。旧型(2型)をベースにした傾向では、ベストカーWebの試乗や燃費記録サイトなどに蓄積されたオーナーデータを見ると、街乗り中心での燃費は15〜17km/L前後が多い。
旧型2型HYBRID MXのWLTC市街地モード値は16.2km/Lで、実燃費との乖離はそれほど大きくなかった。現行3型では市街地モード値が19.3km/Lへ向上した分、実燃費も相応に改善されることが期待できる。
オーナーの口コミを見ると「大人しく走れば20km/L前後」という声がある一方、「街乗りで13〜15km/L」というケースも混在する。走り方と使い方の差が燃費に大きく影響することがよくわかる数字だ。
燃費を伸ばすために最も効果的なのは、発進・加速をゆっくり行う意識だ。マイルドハイブリッドはモーターアシストを活用することで燃費を稼ぐ仕組みのため、アクセルを深く踏みこまない走り方と好相性。また、先の信号を読んだ早めのアクセルオフも有効で、空調のこまめな管理も欠かせない。
ソリオが本来の燃費性能を発揮しやすいのは速度変化が少ない郊外路だ。街乗り主体のユーザーは「市街地モード値の19.3km/Lより少し下」を現実的な目安として頭に入れておくのがよさそうだ。
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