トヨタ86とマツダロードスターに初代モデルをイメージさせる限定車がこの3月、ほぼ同じようなタイミングで発表された。
その名も「86 GT“BLACK LIMITED”」と「MX-5ユーノスエディション」。各モデルを詳しくお伝えしてゆこう。
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※本稿は2020年4月のものです
文:ベストカー編集部/写真:TOYOTA、MAZDA
初出:『ベストカー』 2020年5月10日号
■イメージは86トレノの最終特別仕様車
●トヨタ 86 GT“BLACK LIMITED”
トヨタ86は、「ハチロク」のネーミングの元祖という意味で初代といえる 「AE86型スプリンタートレノ」に最後の特別仕様車として設定されたGT APEX“ブラックリミテッド”(1986年発売)を想起させる特別限定車のGT“ブラックリミテッド”が登場。
この限定車は、86トレノ“ブラックリミテッド”のカラーリングのような、クリスタルブラックシリカのボディにブロンズカラーのアクセントカラーを使ったのが特徴。
さらに装備内容としては、ブロンズ塗装を施した17インチ専用アルミホイールやブレンボ製17インチベンチレーテッドディスクブレーキ、ザックス製ショックアブソーバーを採用。
ブラックのリアスポイラーやフロアアンダーカバーも装備し、より一層レーシーな雰囲気を磨き上げている。
内装もカラーをブラックに統一して、インパネの助手席側には専用ロゴの刺繍をあしらうとともに、本革×アルカンターラのシート表皮と前席シートヒーターを特別装備。
さらにインパネオーナメントやメーターバイザーなどにスエード調素材を採用するなど、特別で上質な雰囲気が味わえる仕様となっている。
販売台数は限定86台(MT車とAT車が各43台)。
4月16日までWeb上で商談申し込みを受け付け、抽選のうえ5月21日に発売、ということなので、結果を心待ちにしている方も多いことだろう。
価格は6速MT車が351万8600円、6速AT車が358万6000円。
■初代「Sリミテッド」をモチーフ
●マツダ MX-5ユーノスエディション
一方のマツダロードスターは、マツダモーターヨーロッパが4月にフランスでマツダMX-5ユーノスエディションを限定110台で発売する。
このユーノスエディションは、初代のユーノスロードスターに1992年設定されたブラックのボディカラーや赤いインテリアカラーを採用した限定モデル「Sリミテッド」の再来といえる限定車。
ボディカラーはブラック、インテリアはブルゴーニュと呼ばれるレッドのナッパレザー仕上げで、足元にはレイズ製16インチアルミホイールを装備。
フロントフェンダーにはシリアルナンバー入りのエンブレムが装着される。
エンジンは、132psの1.5L直4が搭載され、ボディタイプはソフトトップのみ。現地での価格は約405万円と発表されている。
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