ついに発表となった3代目CX-5。約330万円スタートでディーゼルモデルもなくなるなどかなり大きな動きとなったが、今回のコンセプトとしては「これまでのユーザーも大切にしつつ、新たなユーザーも取り込みたい」というもの。マツダらしさはどこまで残り、どこだ変わったのだろうか? 試乗インプレッションをしていこう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:茂呂幸正
【画像ギャラリー】”細くて黒い”テールライトが最高にカッコよくない!? デザイン一新された「新型CX-5」をギャラリーで一気見(22枚)画像ギャラリー女性ユーザーを視野に入れたマツダの決断
新型CX-5は歴代3代目となる。初代はアウトドアテイストを盛り込んだモデルで、2代目は都市型に振ったスタイリッシュなモデルだった。
特に走りの面では2代目でグーンとレベルが上がり、欧州車を彷彿とさせる素直なハンドリング、そしてディーゼルエンジンの採用でそのドライバビリティは他の追従を許さないほどだった。グローバルでも25%程度の販売をする屋台骨モデルだけに、新型への注目は集まっていた。
その3代目の開発方針は「誰が運転しても運転しやすく」というものだった。端的に言えばパワステは軽くなり、アクセルも軽く扱いやすくなった。CX-5が支持されていた際たる理由は「マツダらしさ」であり「CX-5らしさ」が世間に浸透していたからだろう。
そんな2代目までが培ったイメージをガラリと変えたのが3代目だ。正直この乗り味には賛否はあると思うが、まずは試乗してきたインプレッションをお届けしよう。
「1台のSUV」としては高い完成度だ
まず新型CX-5に乗る。内装は相変わらず素敵だが、中間グレード「G」では座面のファブリックが少し気になる。不織布マスクのようなマテリアルはやや毛羽立ちそうで、最終的にツルツルと光りそうなクセのある素材だ。上級グレードの「L」はレザーになるが、その仕立てはこれまでのマツダらしいもの。
ステアリングを握り公道に出る。この電動パワステ(EPS)の操舵感は従来のCX-5から比較すると幾分軽い。ここは好みの問題だが、しっとりとした重みのある操舵感が好みだと少し軽薄に感じるかもしれない。
市街地や高速道路を走っていると、そのライントレース性能はとても高い。たしかに他社の「乗りやすい」SUVと比較しても同等の扱いやすさだが、しっかりと芯があるステアリングフィールはマツダらしさも感じる。
ただケチをつけるわけではないのだが、どうもこうシックリとこないフィーリングとも感じる。編集部員でも好みが分かれたが、できればもう少しステアリングを重めにできるモード変更機能があれば嬉しいところだ。
開発陣に聞いてみると現状ではEPSのモード変更をできる準備はまだしていないとのこと。そして現状のEPSで認証を取っているので、このままモード変更機能を追加できる構造はない。つまりできたとしても型式の変わるフルハイブリッド、もしくはマイナーチェンジモデルからの搭載だろう。
コストをグッと抑えたという理由もよくわかるのだが、もう少しスポーティな重めのフィーリングがあれば従来型からの乗り換えでも違和感がなかったし、マツダが求める新規ユーザー層も従来のファン層も大切にできたはずだ。
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