豊田自動織機は、トヨタ自動車をはじめとするトヨタグループの源流企業だ。2026年3月、トヨタグループは、豊田自動織機の株式の非公開化に向けた株式公開買い付け(TOB)が成立したと発表。そこにはどんな事情があるのだろうか?
※本稿は2026年4月のものです
文:片岡英明/写真:トヨタ
初出:『ベストカー』2026年5月10日号
今回のTOBの目的とは?
豊田自動織機の株式の非公開化を目指すトヨタ不動産やトヨタ自動車などの陣営は、2026年3月24日に非公開化に向けた株式公開買い付け(TOB)が成立したと発表しました。
●片岡氏のコメント
トヨタグループは、事業の源流企業である豊田自動織機の株式を非公開化することを決め、積極的にTOB(株式公開買い付け)に動いていた。が、株を持っている「物言う株主」は、株価の買い付け価格が安い、と不満を漏らし、抵抗して株を手放さなかったのだ。
米投資ファンドのエリオット・インベスト・マネージメントは豊田自動織機の株式の7%以上を所有していたからTOBに参加しない意向を示した。そこでトヨタグループは、株の買い付け価格を1株2万600円にまで引き上げ、ファンド側を納得させている。
株式の非公開化にかかる買収額は5兆9000億円まで膨れ上がった。が、今後はハイエナに脅かされることなく大胆な経営改革を断行できるだろうね。
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