ホンダグループのひとつであるホンダトレーディングが、中国のロボット開発大手と組み、ヒト型ロボットの販売を始めたという。ホンダといえば世界初の二足歩行ロボットである「ASIMO」が思い出されるが、これはASIMOの再来か!?
※本稿は2026年5月のものです
文:角田伸幸/写真:ホンダ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年6月10日号
ホンダがヒト型ロボット界に帰還!?
ホンダといえばアシモという人型ロボットを思い出す人も多いはず。そんなホンダがヒト型ロボットの販売を始めた。残念ながらアシモではない。
動いたのはホンダ本体ではなく、ホンダグループ唯一の商社、ホンダトレーディングだ。同社の中国法人が、中国のロボット開発大手UBテックロボティクス傘下のUQIと組み、製造や物流の現場でヒト型ロボットの実証実験と販売を進めるという。
対象は工場や倉庫で、生産性向上や業務効率化、現場適応性、将来の応用シナリオまで見極める構えだ。
背景にあるのは、近頃の「フィジカルAI」ブーム。たとえばエヌビディアは産業用ロボットやヒト型ロボットとAIの融合を後押ししているし、韓国ヒョンデは、傘下のロボット企業ボストンダイナミクスのアトラスを米国工場に導入すると発表したところ、株価が爆上がりしたのだ。
アシモの夢を覚える世代には意外でも、今回ホンダが扱うロボットは、工場と物流の即戦力。ひとまずホンダの名が、ヒト型ロボット市場に戻ってきたことを喜びたい。
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