日本国内で最大のシェアを持つトヨタ。それは新車販売台数のランキングを見れば一目瞭然で、なかにはライバルを寄せ付けないほどの販売台数を記録するモデルもある。今回は、そんな各ジャンルで圧倒的な人気を誇るトヨタ車を紹介しよう。
文:木内一行/写真:トヨタ
【画像ギャラリー】王者トヨタに死角なし!?(12枚)画像ギャラリー「国産ミニバン界の頂点に立つ王者」 トヨタ・アルファード
2000年代前半はシェア争いが繰り広げられていたLクラスミニバン。先陣を切っていたエルグランドが元気いっぱいで、それを追随するようにアルファードが登場。ホンダもエリシオンを投入して対抗した。
しかしそれから20年以上経ち、今ではアルファード/ヴェルファイアのひとり勝ち状態。もっといえばアルファードの一強で、2026年前半の新車販売台数を見るとアルファードが4万3819台なのに対しヴェルファイアは1万5922台と、その差は歴然だ。
2023年にモデルチェンジした現行モデルは「快適な移動の幸せ」を追求。プラットフォームを刷新し、振動や騒音の対策、燃費などの基本性能を向上。最高級ミニバンらしい堂々としたルックスとともに、ゆとりある室内空間は「おもてなし」の思想に基づいた装備が採用された。
兄弟車ヴェルファイアとの違いがより明確になったこともトピックで、アルファードよりもドライバーズカーとしての性質を強化。サスペンションの味付けは変更され、パワーユニットもアルファードにはない2.4リッターターボが搭載されたのだ。
ともあれ、アルファードの人気はゆるぎない。圧倒的な存在感と極上のおもてなし空間、そしてなによりネームバリューが大きく影響しているのだろう。
なお、エルグランドが16年ぶりにモデルチェンジしたが、その人気はまだ未知数。ただ、これまでの差が一気に縮まるとは思いづらいし、オデッセイは2026年度内に生産終了する予定。こういったことから、アルファードの一強は今後もしばらく続くのではないだろうか。
「コンパクトながら広い室内と利便性で大ヒット」 トヨタ・シエンタ
子育て世代から絶大な支持を得ているコンパクトミニバン。現在はシエンタとフリードでシェアを奪い合っている状況だが、2023年以降の年間新車販売台数では常にシエンタがリード。その原動力となっているのが、2022年に登場した3代目現行モデルだ。
初代から受け継いだ「コンパクトカーの運転のしやすさ」と「ミニバンの利便性」をいっそう磨き上げた現行モデルは、扱いやすい5ナンバーサイズを維持しつつ2列目シートの居住性を向上。前後のカップルディスタンスは80mm拡大され、室内高も20mm高くなった(ともに先代比)。
また、低くフラットなフロアを踏襲しつつスライドドアの開口部高を60mm広げたりバックドア開口高を15mm拡大することで、乗降性や積載性も高めている。
刷新されたパワートレインは、1.5リッター直4の純ガソリン仕様と1.5リッター直4+モーターのハイブリッドの2種で、ともに低燃費と走りを両立。トヨタセーフティセンスを全車標準装備するなど、安全装備もいっそう充実した。
冒頭で触れた通り、現在の売れ行きはシエンタがリード。実際に2026年前半のデータを参考にすると、シエンタが6万2805台なのに対しフリードは4万8303台となっている。
また、シエンタは登録車全体でも2位にランクイン。しかも、1位のヤリスがクロスやGRを含めた数字ということを考えると、単独車種では実質1位。
扱いやすい大きさと広い室内、高い利便性などが多くのユーザーにウケているのだろう。
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