プリウスはファミリーカーとして使える? カッコよさと実用性をリアルチェック!!

プリウスはファミリーカーとして使える? カッコよさと実用性をリアルチェック!!

 現行のトヨタ プリウスは、低く構えたスタイルで一気にカッコよくなった。だがファミリーカーとして考えると、後席や荷室、乗り降りのしやすさは気になるところ。燃費がよくて見た目もいい。では家族で使うクルマとしても本当にアリなのか? 現行プリウスの実用性をリアルに見ていきたい。

文/写真:ベストカーWeb編集部

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家族4人で使えるが、ミニバン的な広さは期待しない

大人2人+子供2人の4人家族であれば日常使いやドライブに十分対応する
大人2人+子供2人の4人家族であれば日常使いやドライブに十分対応する

 現行プリウスのボディサイズは全長4600mm、全幅1780mm、全高1430mmまたは1435mm。ホイールベースは2750mmだ。数字だけ見れば、コンパクトカーよりひとまわり大きく、Cセグメント級のファミリーカーとして十分なサイズ感である。

 ただし、プリウスは背の高いクルマではない。むしろ低く、伸びやかなシルエットが最大の魅力だ。そのぶん後席の頭上空間や乗り込み時の余裕は、ノアやシエンタのようなミニバンとはまったく違う。チャイルドシートへ子どもを乗せ降ろしする時も、スライドドア車ほどラクではない。ここは正直に言って、ファミリーカーとしての弱点だ。

 とはいえ、後席が使えないわけではない。大人2人+子ども2人のような家族構成なら、日常使いには十分対応できる。通勤、買い物、週末の外出くらいなら問題なし。毎日3列目まで使うミニバン的な用途ではなく、普段は4人以下でスマートに動くファミリーにはよく合う。

 もちろん燃費のよさは大きな武器だ。ハイブリッド車のWLTCモード燃費は、Xの2WDで32.6km/L、GとZの2WDで28.6km/L。PHEVは26.0km/Lで、EV走行距離は87kmとなる。家族で使うと送迎や買い物など短距離移動が増えがちだが、そういう日常で燃料代を抑えやすいのはプリウスらしい強みだ。

荷室は日常十分。ただしベビーカー派は実車確認必須

荷物の出し入れがしやすいラゲージスペースだ
荷物の出し入れがしやすいラゲージスペースだ

 ファミリーカーとしてもうひとつ大事なのが荷室だ。プリウスはリアゲートを持つハッチバックなので、普段の買い物袋や通勤バッグ、週末の荷物は積みやすい。後席を倒せば長い荷物にも対応しやすく、見た目ほど実用性を切り捨てていない。

 ただし、荷室の高さ方向には注意したい。現行プリウスはリアまわりが寝たデザインなので、背の高い荷物を立てて積むのは得意ではない。大きめのベビーカー、キャンプ道具、子どもの自転車などを頻繁に積む家庭なら、購入前に実物を積んで確認したほうがいい。ここを勢いで買うと「カッコいいけど荷物が入らん!」となる可能性がある。

 価格はXハイブリッド2WDが276万9800円、Gハイブリッド2WDが324万7300円、Zハイブリッド2WDが387万500円。PHEVはGが384万7300円、Zが460万8900円とお高いがCEV補助金が85万円出る。家族用として考えるなら、安全装備や快適装備、内装の質感を含めてG以上を中心に見たいところ。PHEVは自宅充電できるなら魅力的だが、充電環境がないならハイブリッドの気楽さも強い。

 結論として、プリウスはファミリーカーとして使える。ただし、ミニバンの代わりではない。スライドドア、広い室内高、大容量荷室を最優先するなら別の選択肢がある。一方で、家族4人までの移動が中心で、燃費、デザイン、走りの気持ちよさも大事にしたいなら、プリウスはかなり魅力的だ。生活感だけでクルマを選びたくない家族には、ちょうどいい“カッコいい実用車”なのである。

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