現在ではメジャーな装備になっているドラレコことドライブレコーダー。いざという時に頼りになるドラレコだが、実は夏場の使用には注意が必要だ。今回は猛暑下のドラレコで気をつけたいポイントを解説していこう。
文:長谷川 敦/写真:写真AC
【画像ギャラリー】猛暑がドラレコを壊す!? (10枚)画像ギャラリードラレコ本体が熱にやられて暴走!?
真夏にクルマの室内がとんでもない温度になるのを経験として知っている人は少なくないはず。
実際、真夏の車内は70℃に迫るという話もあり、この影響がドラレコに及ぶことは想像に難くない。
電子機器は熱に弱いのは事実であり、ドラレコにも熱対策が施されているのだが、真夏の陽射しはそれすらも上回り、ドラレコが熱暴走してしまう危険性もある。
多くのドラレコには過熱に対する保護機能が設けられていて、これ以上の高温は危険だとドラレコ自身が判断すると、録画を停止したり、再起動してしまったりする。
これでは万が一アクシデントがあった時にドライブレコーダーとしての機能を果たしてくれない可能性もある。
そうならないような対策が必要だが、その前にドラレコに記録したデータを見て、映像が途切れる、あるいはどこかの時点から録画されていないかなどを確認することをお薦めする。
ドラレコ本体が熱でダメージを受けないようにするには、まずはできるだけ日陰に駐車することと、それが難しいならサンシェードを使って車内温度が上がりすぎないようにするのが重要だ。
防犯上の問題はあるが、サイドウィンドウをほんの少し開けておくだけでも車内の温度を下げることはできる。
SDカードが壊れてしまう!
ドラレコで撮影した映像は、ほとんどの機器でSDカードやマイクロSDカードに記録される。
コンパクトで記録容量も多いSDカードだが、決して万能な記録デバイスではなく、他の電子機器同様に高温には弱い。
また、常時録画で使用されるSDカードは高温でなくても負荷を受けていて、それが原因で壊れることもある。
SDカードがダメージを受けると、当然のことながら映像は記録できなくなり、もし事故が起こっても、その様子が確認不能になってしまう。
そうならないようにする対策の最初の手段は高耐久型のHigh Endurance SDカードを使用することだ。
SDカードには書き換え寿命があって、これは書き込みと消去を何回繰り返せるかというもの。
SDカードに使われているNANDフラッシュメモリ素子はカードのグレードによって異なり、ドラレコ向けの高耐久型(High Endurance)は、常時録画による頻繁な書き換えを前提に耐久性を高めた設計となっている。そのため、一般的なSDカードよりもドラレコ用途に適している。
さらに耐久性の高いSLCチップを使ったSDカードもあるが、これは一般的ではない。
書き換え可能回数はSDカードの容量によっても変わってくるものの、寿命があるのは間違いなく、熱でダメージを受ければ寿命は短くなる。
たとえ高耐久型SDカードを使っていても、定期的な確認とフォーマットは必要で、ある程度の期間が過ぎたら新品に交換するのが最善の方法だ。
前方だけでなく、後方カメラも搭載していて、なおかつ共通のSDカードで録画している場合はさらに寿命が短くなることも忘れないでほしい。
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