日産セレナはグレード構成がかなり豊富だ。ガソリン、e-POWER、e-4ORCE、LUXION、AUTECH、防水シート車まであり、いざ買おうとすると「結局どれが正解?」となりがち。2025年12月発表の改良後モデルを前提に、家族で使うセレナのベストグレードを考えたい!
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、日産
【画像ギャラリー】オーテックだけじゃない! X、ハイウェイスターV、ルキシオンで微妙に違うセレナグリルパターン!(19枚)画像ギャラリー安さならX系。でも家族で使うと欲しくなる装備がある
まず価格を見ると、もっとも安いガソリンXは278万5200円。e-POWER Xは329万3400円だ。セレナの広い室内や3列シートを手頃に手に入れたいなら、X系の存在はかなり魅力的。特にガソリンXは300万円を切る価格で、ミニバンとしての基本性能はしっかり押さえている。
ただし、家族で長く使う前提だと「これは欲しいな」と思える装備がいくつか出てくる。代表的なのがワンタッチオートスライドドアだ。X系では助手席側のワンタッチオートスライドドアがセットオプション扱いになるが、ハイウェイスターVでは両側ワンタッチオートスライドドアを装備する。子どもを抱えている時、買い物袋を持っている時、雨の日の送迎時。この差はかなり大きい。
次に空調だ。X系は仕様によってオートデュアルエアコンやリヤヒーターダクトがセットオプションとなる。セレナのような3列ミニバンでは、後席まで空調が効くかどうかが快適性を左右する。夏場の2列目、3列目、冬場の後席を考えると、空調装備はケチるとあとで効いてくる部分だ。
さらに運転支援と駐車支援も差が出る。インテリジェント アラウンドビューモニター、インテリジェント ルームミラー、プロパイロット、電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールドなどは、グレードやセットオプションで扱いが変わる。
特にプロパイロットとオートブレーキホールドは、渋滞や長距離移動で疲労感を減らしてくれる装備。ファミリーカーとして使うなら、あるとうれしいというより「一度使うと戻りにくい」装備だ。
快適装備では、前席クイックコンフォートヒーター付シート、ステアリングヒーター、本革巻3本スポークステアリングも見逃せない。冬の朝や長距離移動で効く装備で、ハイウェイスターV系では標準または選びやすい設定になっている。X系は価格が魅力だが、こうした装備を足していくと、結局ハイウェイスターV系との価格差が縮まってくる。
総合力ならe-POWER ハイウェイスターVがちょうどいい
そこで本命になるのがe-POWER ハイウェイスターVだ。価格は377万5200円。WLTCモード燃費は19.0km/Lで、セレナらしい広い室内と、e-POWERならではの滑らかな走りを両立している。
e-POWER Xから見ると価格は上がるが、見た目の満足感、装備の充実度、家族で使う時の快適性まで含めると、ハイウェイスターVはかなりバランスがいい。セレナは毎日の送迎、買い物、週末の遠出、帰省までこなすクルマ。だからこそ、単に「安く買える」よりも「毎回ラクに使える」ことが大事なのだ。
防水シート車が選べる点も大きい。e-POWER ハイウェイスターVの防水シート車は381万9200円で、標準車との差は4万4000円。子どもの食べこぼし、雨の日の濡れた服、アウトドア帰りの汚れを考えると、この差額はかなり現実的。小さな子どもがいる家庭なら、防水シート車をベストグレードにしてもいいくらいである。
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