大人気のコンパクトSUV市場で熾烈な争いを繰り広げるホンダのヴェゼルとトヨタのカローラクロス。ヴェゼルは2025年10月、カローラクロスは2026年7月1日に一部改良も実施し、ともに商品力を大きく高めた。今回は購入時の決定打となる室内空間の快適性と荷室の広さ、シートアレンジにフォーカスし、最新モデルの実力をガチで比較する!
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】カローラクロスの荷室を凌駕するヴェゼルのシートアレンジがコレ!(10枚)画像ギャラリーボディサイズの違いが室内空間と居住性にどう影響するか
ヴェゼルe:HEV Z(2WD)の車両本体価格は326万8100円。対するカローラクロスハイブリッド Z(2WD)は、2026年7月の一部改良にともなう価格改定により361万3500円となった。
カロクロは最新改良によって従来のGグレードが廃止され、Zグレードはパノラミックビューモニターなどが標準装備化されてさらに高級感を増している。ボディサイズを比較すると、ヴェゼルが全長4340mm、全幅1790mm、全高1590mm。カローラクロスは全長4455mm、全幅1825mm、全高1620mmと、カローラクロスのほうがひと回り大きいパッケージングだ。
車体の大きさではカローラクロスが勝るが、実際の室内空間のゆとりはホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用したヴェゼルが驚くほど優秀だ。特に後席の足元空間の広さはクラスを超えており、大人2人が並んで座っても窮屈さを全く感じない。カローラクロスも頭上空間には余裕があるものの、リアシートの足元の広さや乗員の快適性を最優先するなら、ヴェゼルの空間設計の巧さが際立つ。
圧倒的な荷室容量のカローラクロスと多彩なアレンジのヴェゼル
荷室の純粋な広さでは、ボディサイズの大きいカローラクロスが圧倒的な実力を見せる。5名乗車時でも487Lという大容量を確保しており、大きめのスーツケースやゴルフバッグも余裕で積み込める。旅行や買い物でとにかく荷物をたくさん載せたいという人には、カローラクロスの広大なスペースが最高の味方になってくれるはずだ。
一方で、使い勝手の良さとシートアレンジの多彩さではヴェゼルが本領を発揮する。後席を倒すと段差のない完全なフラット空間が広がり、大きな荷物もスムーズに出し入れできる。いっぽう後席の座面を跳ね上げるチップアップ機構を使えば、観葉植物など背の高い荷物を後席足元へ立てたまま積載可能だ。
燃費面はヴェゼルが25.3km/L、カローラクロスが26.4km/Lとどちらも非常に優秀。荷室の絶対的な容量を重視するならカローラクロス、状況に応じた柔軟なアレンジ力と後席の快適性を求めるならヴェゼルを選ぶのが正解といえそうだ。
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