1990年、「あのクルマとは違う」のキャッチコピーと共に華々しいデビューを飾った三菱 ディアマンテ。「あのクルマ」がどのクルマだったかはさておき、その存在感は他のどのクルマにも負けない鮮烈な輝きを放っていたことは確かだ!!
※本稿は2026年4月のものです
文:長谷川 敦/写真:三菱、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年5月10日号
注目されたFFセダンも先進技術を活かしきれず
1990年に初代が誕生した三菱ディアマンテは、ファーストミディアムカーと称される高級志向の3ナンバーサイズ4ドアセダン。当時のミドルクラスセダンでは珍しいFFを採用。
バブル時代の開発ということもあり、電子制御サスペンション&4WS(4輪操舵)などに加え、マルチビジョンや三菱インテリジェントコックピットシステムなど、豪華な先進技術が多数盛り込まれていた。
目論見どおりのヒットモデルとなり、1990年日本カー・オブ・ザ・イヤーも獲得した……が、1995年登場の2代目で失速してしまう。
2代目モデルは初代のコンセプトを継承した正統後継車だったが、すでにバブル景気は弾け、さらに4ドアセダン人気にも陰りが見え始めていた。
セールス不振に陥り、2005年に2代限りで幕を下ろすことになった。だが、先進装備など、時代の先を行くセダンだったことは記憶に留めておきたいモデルだ。
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