2026年夏に発売予定の日産 フェアレディZのマイナーチェンジモデルは、単なる小変更では終わらなかった。歴代ZをオマージュしたGノーズ風フロントや「Z」エンブレム、歴代モデルが登場するメーター演出など、ファンの心をくすぐる演出を多数採用。さらに足まわりや空力性能も磨き上げられ、見た目だけでなく走りまで着実な進化を遂げた1台となっている。
※本稿は2026年5月のものです
文:西川昇吾/写真:西川昇吾、日産
初出:『ベストカー』2026年6月26日号
ファンの琴線に触れる数々の変更
2026年夏発売予定のフェアレディZマイナーチェンジモデル。エクステリアも大きく印象が変えられ、歴代モデルの要素をさらに詰め込んだデザインとされた。
特徴的なのがフロントまわり。かつてのGノーズを思わせるバンパーに、エンブレムも日産ブランドロゴから「Z」へ変更とされた。これは、より初代のS30っぽくしてほしいという、市場の声に応えたものだ。
このフロントバンパー、単なるデザイン変更だけでなく、高速域での冷却性やフロントリフトの低減、ドラッグの低減など、性能向上にも寄与する変更となっている。
インテリアはタンカラーの追加が目立つポイントだが、実はメーターに表示されるオープニングも変更されている。歴代Zが次々登場する演出が採用され、コチラは筆者がXに投稿したところ、想像以上の反響があり、ポジティブな声が多く見受けられた。
走行性能に関する部分も進化した。ダンパーは径がNISMOと同じものになり、基準車に合わせチューニングも調整されている。
リアタイヤの路面追従性を高めるための変更で、後輪駆動のスポーツカーとして、リアタイヤとより対話しやすくなったのはもちろん、乗り心地向上にも繋がっているそうだ。
なお、2027年以降の各種規制にも対応ずみとのことで、当面、Zの販売は継続されると考えていいだろう。世界的に愛されているモデルだけに、今後のさらなる熟成にも注目したい。
NISMO 6MTモデルも忘れずに
基準車同様、2026年夏発売予定のZ NISMO 6MT車も展示された。
420ps/53.0kgmの出力は変わらないものの、ECUは低回転からパワーが盛り上がるMT専用制御のものを採用。
ブレーキまわりもローターを2ピース構造のアルミ製とすることで大幅に軽量化。それに合わせてサスチューンも再調整された。
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