家族向けのミニバン選びといえばトヨタ ノア/ヴォクシーが強いが、日産セレナも忘れてはいけない大定番だ。2025年12月発表のマイナーチェンジで内外装と先進装備を磨き直した現行セレナ。売れ続ける理由は、派手な一点突破ではなく、家族が毎日ラクに使える総合力にある。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、日産
【画像ギャラリー】さすがミニバン王者の一族!! セレナの使い勝手も良さそうな室内空間をイッキ見!(13枚)画像ギャラリーセレナの強さは“家族ミニバンど真ん中”を外さないこと
ミニバン市場は激戦区だ。ノア/ヴォクシーは強い。ステップワゴンも個性がある。そんななかでセレナが存在感を保ち続ける理由は、家族ミニバンとしてのツボをきっちり押さえているからだ。
現行セレナの価格はX 2WDの278万5200円から。e-POWERはXの329万3400円からで、最上級のe-POWER ルキシオンは499万8400円となる。ガソリン、e-POWER、さらに4WDのe-4ORCEまで選べる幅の広さは大きい。通勤や近所使い中心ならガソリン、静かでなめらかな走りを重視するならe-POWER、雪道や雨の日の安心感まで欲しいならe-4ORCEと、家族の使い方に合わせやすい。
燃費もガソリン2WDが13.0km/L、e-POWER Xが20.3km/Lと、日常使いで気になる数字をしっかり押さえる。しかもセレナは、ただ広いだけの箱ではない。運転席からの見晴らし、スライドドアの使いやすさ、3列シートの安心感、子どもや荷物を乗せる時の扱いやすさなど、毎日使うほど効いてくる部分が強い。
つまりセレナは、カタログの派手さよりも生活の中で「やっぱり便利だな」と思わせるクルマなのだ。
2025年12月の改良で“今っぽさ”も一気に増した
セレナのもうひとつの強みは、定番でありながら古く見せないことだ。2025年12月発表のマイナーチェンジでは、ルキシオンとハイウェイスターVのエクステリアデザインを刷新。フロントグリルやアルミホイールのデザインが見直され、ミニバンらしい堂々感に磨きがかかった。
特にルキシオンは、専用インテリアもポイントだ。次世代素材のテーラーフィットシートを採用し、家族ミニバンでありながら上級感をしっかり演出する。セレナというと実用派のイメージが強いが、ルキシオンはそこにプレミアム感を足した存在。家族のためのクルマでありつつ、自分も満足できる1台というわけだ。
機能面では、Google搭載のNissanConnectインフォテインメントシステムを採用。さらに、3Dビューやフロントワイドビューなどを備えたインテリジェント アラウンドビューモニターも用意され、狭い駐車場や交差点での安心感を高めている。e-Pedal Stepの前回モード記憶や後席リマインダーなど、細かな使い勝手も進化した。
ノア/ヴォクシーが強いのは間違いない。だがセレナには、e-POWERのなめらかさ、プロパイロット系の先進感、そして家族の日常に寄り添う使いやすさがある。ド派手な一発ではなく、毎日の「助かる」を積み重ねるミニバン。それこそが、セレナが売れ続ける理由なのである。
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