“普通自動二輪免許で乗れるトライアンフ”として大ヒット中の400ccシリーズに、カフェレーサー仕様「スラクストン400」が登場したことは記憶に新しい。今回は試乗会にて実際に乗る機会に恵まれたため、その乗り味をお届けしたい。
往年のカフェスタイルを丁寧に落とし込んだ
1964年以来カフェレーサーとして名をはせていたトライアンフのアイコン的存在「Thruxton」。2024年をもって生産を終了してしまったものの、未だに根強い人気を誇っていることは周知だろう。
そんな中、ひときわ熱い視線を集めているのがこの「スラクストン400」。伝統をしっかりと受け継ぎながらもクラシックなデザインはそのまま、普通免許でも乗れるミドルクラスとして復活を果たしたのだ。
ひと際目を引くのが、スピードトリプル1200RRを彷彿とさせるハーフカウル。流麗な曲線を描く専用カウルは、お椀型のレトロなカウルとは一線を画す、気品あふれる現代的でスポーティなシルエットを構築している。
カウル中央には丸型のLEDヘッドライトが埋め込まれ、夜間の視認性を確保しつつ、フロントマスクにシャープかつネオレトロな印象を与えた。
このカウルに合わせるように、ハンドル周りにはフォークマウントのセパレートハンドルとバーエンドミラーを装備。ネイキッドモデルの「スピード400」と比べて低く構えたライディングポジションとなるが、ステップ位置とのバランスが絶妙に配置されているため、手首や腰へかかる負担は大幅に軽減された。
フューエルタンクの美しいペイントや、単気筒ながら往年のツイン(2気筒)を思わせるクラシカルなエンジンフィンなど、どこを切り取っても400ccクラスとは思えない上質なディテールが、大人の所有欲を激しく刺激してくる。
スポーティなライディングを堪能
スラクストン400の心臓部に搭載されるのは、最高出力42馬力を発揮する398ccの水冷4ストローク単気筒エンジン。同シリーズのスピード400やスクランブラー400Xと同様のTRエンジンだが、レブリミットが高く設定されて2馬力アップを実現している。
スロットルを開ければ、単気筒らしい歯切れの良いパルス感を伴って力強く加速。ライドバイワイヤ(電子制御スロットル)の採用により、右手と後輪が直結しているかのようなシームレスなレスポンスを実現しており、街乗りのストップアンドゴーからワインディングまで、幅広いライダーの意思に忠実に応えてくれるだろう。
走りの質を上げる「足回り」にも妥協はない。フロントにはブラックアルマイトを施した43ミリメートル倒立フォークを標準装備。高い剛性を誇るこのフロントフォークは、コーナー進入時のハードなブレーキングでもしっかりと車体を支え、安定感を向上させている。
リア側にもプリロード調整が可能なガス式モノショックリアサスペンションを装備し、しっかりと路面を追従するライディング体験を実現した。
タイヤは標準でピレリ製の「Diablo Rosso IV(ディアブロ ロッソ フォー)」を装着。スポーツライディングはもちろん、あらゆる天候においてもしっかりとグリップしてくれる安心感は、ライダーの心に余裕を持たせてくれるだろう。
TRIUMPH Thruxton 400(2026)主要諸元
・全長×全幅×全高:2,042mm×775mm×1,110mm(ミラー含まない)
・軸間距離:1,376mm
・シート高:795mm
・装備重量:176kg
・エンジン:水冷4ストローク単気筒DOHC 4バルブ398cc
・最高出力:30.89kW(42ps)/9,000rpm
・最大トルク:37.5N.m/7,500rpm
・燃料タンク容量:13L
・変速機形式:6速
・ブレーキ形式(F/R):ディスク(ABS)/ディスク(ABS)
・タイヤサイズ(F/R):110/70R17/150/60R17
・販売価格:84万9900円
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/542077/
【試乗】トライアンフ新型「スラクストン400」インプレ! 普通二輪免許で乗れる本格カフェレーサー【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery3/542077/542336/







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