アウトランダーPHEVに追加されたブラックエディションは、5人乗りで673万5300円、7人乗りで682万6600円という堂々たる価格だ。だが国のCEV補助金84万円を加味すると、見え方はガラリと変わる。黒で引き締めた最上級仕様は、本当に“高いだけ”なのか?
文:ベストカーWeb編集部/写真:三菱
【画像ギャラリー】こ、これは素直にカッコいい!! 白選んでモノトーンもいいし、真っ黒ボディもイイぞ(6枚)画像ギャラリー補助金込みなら実質589万5300円から見えてくる
アウトランダーPHEV ブラックエディションは、最上級のPエグゼクティブパッケージをベースにした特別仕様だ。価格は5人乗りが673万5300円、7人乗りが682万6600円。数字だけ見ると「うお、ほぼ700万円級か!」となるが、ここで効いてくるのが国のCEV補助金84万円だ。
単純に補助金分を差し引いて考えると、5人乗りは実質589万5300円、7人乗りは実質598万6600円。もちろん補助金は申請条件や予算、登録時期によって変わるため注意は必要だが、この84万円の存在はデカい。PHEVとしてのEV走行換算距離はWLTCモードで102km、ハイブリッド燃料消費率はWLTCモード17.2km/L。日常の買い物や通勤ならかなりの範囲を電気で走れ、遠出ではガソリンエンジンも使える。この二刀流こそアウトランダーPHEVの強みだ。
ボディサイズは全長4720mm、全幅1860mm、全高1750mm。国産SUVとしては大柄だが、堂々感と実用性のバランスはかなりいい。しかもS-AWCによる4WDの安心感、駆動用バッテリーを生かした給電性能まで持つ。価格の絶対額は高い。だが「SUV」「電動」「4WD」「給電」「上級内装」をまとめて手に入れると考えると、ただの見た目仕様ではない。
Pエグゼクティブパッケージとの差は11万円。黒コーデ代としてはアリか?
ブラックエディションの悩ましいところは、ベースとなるPエグゼクティブパッケージとの価格差だ。Pエグゼクティブパッケージは5人乗りが662万5300円、7人乗りが671万6600円。つまりブラックエディションはどちらも11万円高となる。
この11万円で何が変わるのか。ポイントは外装の黒コーデだ。フロントグリルモールディング、ダイナミックシールド、LEDフォグランプベゼル、ヘッドライトベゼル、前後スキッドプレート、電動格納式ドアミラー、ルーフレール、20インチアルミホイールなどをブラック基調でまとめ、エンブレム類もダーク調になる。アウトランダーPHEVはもともと押し出しの強いSUVだが、ブラックエディションはそこに“渋さ”と“凄み”を足した仕様といえる。
装備面ではPエグゼクティブパッケージ譲りの充実ぶりも魅力だ。12.3インチHDディスプレイのスマートフォン連携ナビ、Dynamic Sound Yamaha Ultimate、ヘッドアップディスプレイ、3ゾーン独立温度コントロール式フルオートエアコン、シートベンチレーション、リヤシートヒーターなど、快適装備はかなり濃い。
結論として、ブラックエディションは「安い」とは言わない。だが11万円差で見た目の満足感が大きく上がり、補助金84万円を考えると実質負担の印象も和らぐ。アウトランダーPHEVを長く乗るつもりで、黒い迫力にグッとくるなら、これはかなり納得度の高い最上級仕様だ。
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