商用電気自動車の企画・開発・販売を行なうフォロフライは、軽トラックタイプの商用BEV「FKT」の受注を9月7日より開始した。
フォロフライは、すでに軽バンタイプの「FKV」を市場投入しており、それに続くラインナップとして「FKT」を投入する。
文/トラックマガジン「フルロード」、写真/フォロフライ・フルロード
フォロフライのBEV軽トラック
工場を持たないファブレスメーカーとして2021年に日本で設立されたフォロフライは、中国製の商用BEVを日本市場向けにコンバージョンする手法で事業を拡大してきたメーカーである。
同社は、これまで1トン積みバン/トラックの「F1シリーズ」を主力とし、1.1トン積みバンのハイエンドモデル「F11VS」や、資本業務提携を結ぶASF(日本のEVベンチャー)が開発した軽商用バン「FKV」(ASF版は「ASF2.0」)を展開してきた。
今回投入する「FKT」は、ASFとフォロフライが「ASF2.0」をベースに共同開発した軽トラック「ASF2.0PT」のフォロフライ版で、一充電走行距離225km(WLTC相当の条件によるテスト値)と最大積載量350kgを両立。
ラストワンマイル配送から自治体の公用車、農業の現場まで、毎日決まったエリアを走行する業務に対応する一台である。
軽トラックは全国で幅広く使われているいっぽう、現行車ではBEVの選択肢がほぼないといえる。
こうしたなか、フォロフライは「FKV」に続いて軽トラックの「FKT」を投入し、軽商用車における電動化の選択肢を広げることで、新たな商機を見出したい考えだ。
FKTの特徴
「FKT」は、電動化しても軽自動車規格に収まる車体サイズと積載量を維持しながら、エンジン車にはない静粛性と低振動、走行時の排出ガスゼロを実現する軽トラックタイプの商用BEVである。
軽トラックの最大積載量350kgを確保し、荷台は長さ1669mm×幅1380mm。一般的な軽トラック(ハイゼットトラック、キャリイはいずれも荷台長1940mm/幅1410mm)よりも荷台は小さいが、荷台床面の地上高は660mmで、積み降ろし時の高さはほぼ同等だ。
いっぽう駆動用バッテリーは総容量30kWhのリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、一充電走行距離225kmを実現。市街地の配送やエリア内の巡回であれば、充電を挟む必要がない充分な航続距離を確保する。
また安全装備として、前方・後方に対応した衝突被害軽減ブレーキをはじめ、車線逸脱警報機能、ESC(電子式横滑り防止装置)、障害物警報機能(前方・後方)、バックカメラ、坂道発進サポート機能、運転席・助手席SRSエアバッグなど、日々の業務に必要な装備を標準装備とした。
さらに、V2LとしてAC100V電源(最大1500W)をキャビン内に搭載するほか、TFT液晶マルチインフォメーションディスプレイ/センターディスプレイ、運転席シートヒーター、USBソケット、LEDヘッドランプなど充実した装備も標準装備となっている。
なお、「FKT」は平ボディのほか、荷箱を架装した「FKT-B」もオプションとして設定される。
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