アウトランダーPHEVはキャンプ最強SUVか? 補助金84万円と給電機能で見る買い得度

アウトランダーPHEVはキャンプ最強SUVか? 補助金84万円と給電機能で見る買い得度

 キャンプ好きにとって、いまアウトランダーPHEVはかなり気になる存在だ。国のCEV補助金84万円に加え、AC100V/最大1500Wの給電機能、ツインモーター4WD、広い室内まで備える。ではこの三菱の電動SUV、本当に“キャンプ最強”と呼べるのか?

文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、三菱

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補助金84万円で見える価格の現実味

日本向けのPHEVが2021年に登場して以来、毎年改良がなされ熟成度のあがっているアウトランダーPHEV
日本向けのPHEVが2021年に登場して以来、毎年改良がなされ熟成度のあがっているアウトランダーPHEV

 アウトランダーPHEVの価格は、5人乗りのMが529万4300円から。国のCEV補助金84万円を単純に差し引いて考えると、445万4300円相当から見えてくる。もちろん補助金は登録時期や予算状況、申請条件によって変わるため購入時の確認は必須だが、この84万円の存在はかなり大きい。

 キャンプ目線で見ると、Mでも魅力は十分だ。WLTCモード燃費は17.6km/L、EV走行換算距離は106km。自宅で充電できるなら、近場のキャンプ場まで電気中心で走れるケースもある。さらに全車4WDで、三菱自慢のツインモーター4WDとS-AWCを備える。ぬかるんだサイト、雨上がりの未舗装路、雪の残る山方面でも、安心感はかなり濃い。

 ただし、ファミリーキャンプならG以上も気になる。Gは5人乗りが591万300円、7人乗りが600万1600円。補助金込みで考えれば、5人乗りは507万300円相当、7人乗りは516万1600円相当だ。7人乗りが選べるうえ、20インチアルミ、ハンズフリー機能付きエレクトリックテールゲートなども加わる。荷物で両手がふさがるキャンプ場では、このリアゲートのありがたみがじわじわ効く。

AC100V/1500Wはキャンプの景色を変える

アウトランダーPHEVのアクセサリーコンセント使用例
アウトランダーPHEVのアクセサリーコンセント使用例

 アウトランダーPHEV最大のキャンプ力は、やはり給電機能だ。AC100V、最大1500Wのアクセサリーコンセントを備え、設置場所はフロアコンソール背面とラゲッジルームの2カ所。電気ケトル、電子レンジ、ドライヤー、ノートパソコンなど、消費電力の大きい電化製品にも対応しやすい。

 もちろん合計1500Wを超えないなど使用上の注意はあるが、これはもう“走る電源サイト”と言いたくなる便利さだ。

アクセサリーコンセントの位置
アクセサリーコンセントの位置

 さらにV2H機器を使えば、蓄えた電気を自宅でも使える。エンジン発電を組み合わせた場合、一般家庭最大約11日分の電力量を供給できるというのも、アウトドアだけでなく防災面で強い。普段はキャンプの相棒、非常時は電源車。ここまで役割が広いSUVはそう多くない。

 結論として、アウトランダーPHEVは安いクルマではない。だが補助金84万円、100km超のEV走行換算距離、1500W給電、4WD性能までまとめて考えると、キャンプ好きにとっての買い得度はかなり高い。価格重視ならM、家族キャンプまで考えるならGの7人乗りが本命。アウトドアを電気で快適に変える1台として、これはかなり本気の最強候補だ。

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