トヨタのGRヤリスとGRカローラが2026年モデルでさらに熟成を遂げた。ステアリングやタイヤ、足まわりの見直しに加え、GRカローラには迫力あるアフターファイアサウンドを採用。さらにソフトウェアアップデートによる性能向上まで用意されるなど、進化の内容は多岐にわたる。両車のキャラクターの違いもこれまで以上に鮮明になっていた。
※本稿は2026年5月のものです
文:国沢光宏/写真:森山良雄、トヨタ
初出:『ベストカー』2026年6月26日号
GRヤリスとGRカローラ……それぞれの個性を味わう
その昔、ランエボは年次変更モデルの区分をローマ数字で行い、インプレッサがバージョンで行っていた。GR、どうするかと思っていたら、2025年から『式』という日本語を使い始めてる。わかりやすいしカッコいい。
ということで今回試乗したのはGRカローラの25式後期と、GRヤリスの26式である。ちなみに同じエンジンと同じ駆動系を使う2モデルながら、キャラクターがまったく違う。この点についちゃ文末に。
運転により集中できるステアリング設計に!
GRヤリスから試乗してみたい。乗ってすぐわかるのが「ハンドル変わりましたね」。これまでのハンドルはほかのモデルと共用だったこともあり、スポーツドライビングするとスイッチに触れちゃったりした。
そこでスイッチ類を競技車両みたいな形状とし、ハンドル径を5mm小さくしている。興味深いことに握った瞬間5mm小さい感じはわかる。競技車両のように赤や青、黄色などのアクセントをスイッチに付けたら一段と盛り上がりそう。
乗り味ではミシュランからブリヂストンへのタイヤ変更が大きい。ミシュランだと厳しくなった騒音規制面で厳しかったんだと思う。ミシュランと比べブリヂストンは入力大きい感じ。私の好みとしちゃミシュランです。
ただ従来型に採用していたミシュラン、サーキット走ると熱ダレが大きい。2~3ラップでタイム落ちちゃう。サーキットというより一般道重視だったように思う。交換時に好みのブランドを履けばよいかと。
試乗会には新しいモリゾウRRエディションも用意されており、限られた条件ながら走らせてみた。私の好みからすれば迷うことなくモリゾウRRエディションですね。
高速域で効くというウイング類の効能こそ味わえなかったものの、しっかり動きながら車体の挙動を安定させているサスペンションの味付けが素晴らしい。これまたサーキットよりどんな路面でも強いラリー車的な味付けである。台数限定なので買えた人はラッキーです。
【画像ギャラリー】5mm小さくなったハンドルにも注目!! GRヤリスとGRカローラの進化を画像で見る!(20枚)画像ギャラリー改良でより排気音が気持ちよくなった!?
続いてGRカローラ。25式後期で追加されたのは“音”のモディファイだ。アクセル戻した時に「バララ!」というアフターファイア音を加えてきた。
これがけっこう気持ちよい! ワインディングロードだとムダなシフトをしたくなっちゃうほど(笑)。騒音規制が厳しくなるなか、こういった楽しさの演出も重要になってくると思った次第。
走りを極めたいならGRヤリス。日常使いも快適なGRカローラといったキャラの違いが明確になってきましたね。























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